緊急事態宣言から1か月半、
関西地区がどうやら徐々に解除になるらしい。
東京と周囲の3県はもう一息というあたりか。
気分は5月いっぱいで解除でしょと思うが、
さて、どうなりますやら。
今日は松山から送られてきた2㎏のレモンを
何とかしなければということで、
誰か友達が来るわけではないが、
レモンチーズケーキを作ることにした。
折しも庭の薔薇は満開なので、
それを手折って、花瓶に刺し、3か所に配置した。
白い薔薇だけでなく、小ぶりのローズ色の薔薇も咲いたので、
テーブルの上の花瓶にちょうどいい。
タイトルは
『花とケーキのある暮らし』
まるで家庭画報か婦人画報の特集記事のような
そんな写真が撮りたい。
その一心で朝から剪定ばさみを手に、
薔薇を物色した。
満開の薔薇は
咲き終わった花がら摘みも大変で、
ここ2日間は雨と風とで散ったり枯れたりする花も多く、
そういう花はなかったことにして、
切り落とすのだが、
とげはあるし、高いところで手は届かないしで、
人知れず苦労がある。
形よく咲いている花の茎を切って、
家の中の花瓶に刺し、
手作りのレアチーズケーキを用意し、
アールグレイの紅茶を淹れ、
ゆっくりした時間を過ごす。
まだ、残っていた弓削瓢柑のショコラ・オランジェも
おしゃれな皿に盛ってみた。
今日のBGMはジャズにしようか、
それとも、ピアソラか。
そんな優雅で豊かな午後のひととき。
なんて、気取ってみても、
実際はヒマでヒマで、
「早く自粛生活、終わってくれ~」と叫びだしたい気持ちだ。
ようやく解除への道筋が見えてきたからこその
『大人のおままごと』
嵐の前の静けさか。
しかし、このブログをアップしている最中に、
先日、私が作陶した器を大人買いしてくださった方から、
「どうしてもお礼が言いたくて。
あの時の器で毎日、ご飯いただいています。
本当に幸せです」とお電話がかかってきた。
わざわざ、そんな風に言ってくださる方は初めてなので、
すっかり舞い上がりつつ、
更なる注文をいただいた花瓶と花瓶敷
(赤い薔薇が刺してある花瓶)を作陶しに
行かなければと思った。
やっぱり、人は誰かとつながっていたいし、
人が喜んでくれれば、自分も嬉しい。
せっかく、レモンチーズケーキを作っても、
当たり前の顔して食べているダンナしかいなければ
張り合いがない。
6月になったら、お茶のお稽古も再開するので、
そしたら楽しい仲間と過ごす時間がまた、戻ってくるだろう。
『家庭画報風お茶の時間』もいいけど、
1日も早く、
誰かとおしゃべりしたい。
そんな気持ちがかえってモリモリ湧いてきた
午後のティータイムであった。
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