夕方6時、遂に最後に残った首都圏4県と北海道も、
1か月半に及ぶ緊急事態宣言が解除されることになった。
西村大臣の話や安倍さんの話は
オンタイムに娘の家のテレビで見ていた。
折しも今日は週に1度のばぁばのご飯当番の日で、
ちょうど全品作り終え、
ほっと一息ついているところだった。
午後、キッチンに立って、ご飯を作っている間も、
娘も婿も家にいて(もちろん孫も)
明日からの動向に興味津々。
解除宣言を受けて、
それぞれの会社がどう動くのか、
保育園はどうなるのか、
あちらこちらから連絡が入り、忙しくしていた。
娘(妊娠8か月)は保育園が受け入れてくれるなら、
さっそく子供を預けて、6月半ばまでは働き、
引継ぎなどしてから、産休にはいりたいという。
婿は建築系なので、
いつまでリモートワークが続くのか、
現場に出て、建物を建ててなんぼの仕事だが、
さて、どうなりますやら。
東京都は4段階に分けて徐々に解除し、
クラスターが出てしまったりしたら、
東京アラートを鳴らし、
その時はレインボーブリッジを赤く点灯するとか。
まるで映画のような演出で、
東京都は小池さんらしいなと思って聴いていた。
自分の住んでいる神奈川も
小池さんの腰ぎんちゃく・黒岩さんが
東京都と同様に解除していくとばかり思っていたら、
神奈川は明後日、一気にすべての業種を解除するという。
段階を踏んでチマチマやるのはめんどくさいのか、
そこまで細かくケアできないのか分からないが、
いずれにせよ、一気呵成に事を進めて大丈夫かと
不安がよぎる。
とにかくいくら解除されたからといって
元の通りの生活が戻ってくると思っている
そんなおめでたい人はいないわけで、
要は新しい息苦しい生活に順応するしかない。
マスクの嫌いな私としては
6月に入って仕事が再開されても、
カウンセリングもパティシエ学校の非常勤講師も
マスク着用で講義したり、
セッションしたりしなければならず、
今からマスク熱中症が恐怖だ。
新しいコロナ時代って何?
何かいいところはある?
今までの生活がいかにやりたい放題で快適だったか、
あれしちゃだめ、
これしちゃだめ、
そこ行っちゃだめ、
あれもダメ、これもダメ、
制限の多いニューライフの到来だ。
けっこう、解除だというのに、
今は何の解放感もない。
街では倒産の話があふれ、
倒産をまぬがれた人々も、
元気よく外食やら、遊びにやら、
いける雰囲気ではまだない。
もうすぐ3歳の誕生日を迎える2歳児だけは、
相変わらずハイテンションで楽しそうだ。
せめてこのハイテンションを維持してあげることだけが、
大人に課せられた使命だという気がする。
今日、初めて作った「フランス風肉じゃが」は
シポリンの口にもあったようで、
「おかわり!」の声がかかった。
この一品を作る時だけは娘を側に立たせ、伝授した。
3歳の誕生日に作ることになったので、
何回か作って、マンマの味に育ってくれるといいなと
思う。
本日は他にはリクエストにあった
「油淋鶏」と「けんちん汁」
久々の「ひじきの煮物」や「揚げなすと舞茸の煮びたし」など
全9品。
帰りのお迎え車の車窓からは、
思いのほか大きな富士山のシルエットが望めた。
ベイブリッジは神奈川アラートで赤く染まる予定はないらしいが、
宣言解除の日の夕暮れは
空が赤い夕焼けに染まり、
美しい富士のシルエットを浮かび上がらせていた。
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