2020年6月28日日曜日

悩める女たちのカウンセリング




コロナ自粛が解除され、6月1日から
カウンセリングで借りていた討議室の貸し出しが再開した。

と同時に、新しいクライアントさんからの
申し込みが立て続けに数件あった。

コロナ前に通ってきてくださった方の8割がたは
再開し、
中にはこれを機にお見えにならなくなった方もいるが、
それにも増して、新しいお問い合わせが増えている。

コロナ自粛で家の中に閉じ込められ、
夫婦、親子の問題が表面化した形のようだ。

コロナ離婚などという言葉が流行語のように流行ったが、
まさに、家に夫婦がずっと一緒にいることで、
夫婦の価値観の違い、役割分担の偏りなど、
今までうやむやにしてきた不満が爆発といった感じだ。

夫婦の問題はひとりがキリキリしていても解決はしない。
相手をいくら詰っても、
相手をいくら変えようと思っても、
変えられるのは自分だけ。

そのことはコロナの前も後も同じことなので、
カウンセラーの私としては、
まずはクライアントさん全員にそのことをお話しする。

その流れの中で
我がカウンセリングルームは
「女性限定」を謳っているが、
時には夫婦カウンセリングが必要になって、
ダンナさんも通いだすケースもある。

今回もそうしたケースがあり、
どうやら週末は大忙し。
毎週末、よそ様のご夫婦の仲立ちをすることになりそうだ。
(初回はご夫婦一緒だが、2回目以降は別々だ)

そういう時、自分自身の夫婦のスタンスについて
自己開示することも多く、
どの夫婦、どんな年代にも
「夫婦のトリセツ」が必要だと痛感する。

もちろんカウンセラーには守秘義務があるので、
だれか個人を特定できるような話し方は出来ないのだが、
コロナがもたらした新しい課題のひとつに
「夫婦のありかた問題」はまちがいなくあると言えよう。

コロナで家にいろ、出歩くな、
家にいるのが一番安全だというが、
家の中には危険がいっぱい。

ダンナという意味不明、解読不能な生き物がいるからだ。

子供も同じく、意味不明、解読不能、
その上、わがままで手がかかり、
親の言うことをきかない怪獣のごとき生き物ときている。

夫婦問題のカウンセリングをしてみると、
狭い日本の住宅事情の中で、
逃げ場を失い、
価値観の違いが衝突し、
崩壊寸前の夫婦がなんと多いことか。

他人事ながら、
日本の男のものの捉え方、考え方、感じ方が
女とはまるで違うし、
旧態然としていることに驚きを禁じ得ない。

根底にあるその考え方は
成育歴、つまり、親の育て方に起因することが多い。

悩める40前後の女性たちを前に、
時代は変わっても、
相変わらず日本の女性の悩みは似ていると感じている
今日この頃である。

育てたのは、誰?
あちゃー、私たちの年代か(焦)

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