2022年7月27日水曜日

明石ちぢみ お披露目の日

 









先日、仕立てあがってきた明石ちぢみの着物を
初めて着て、お出かけする日がやってきた。

明石ちぢみは夏物なので、
基本7月と8月にしか着ることができない。
となると、外気温が35℃だろうと何だろうと
この時期に
命がけで着て、出かけるということになる。

昔は「今日は暑くなるらしい」といったら、
30℃になるという意味だったが、
今や30℃なら涼しいぐらいのもので、
今日も横浜や鎌倉の最高気温は33℃予想だ。

そんな暑い盛りのお昼ごろ、
涼しい顔して、汗ひとつかかずに
しゃっしゃっと歩くためには、
どんなコーディネイトにしようか、
2~3日前から、着物を衣桁にかけて
帯や小物の組み合わせを考えた。

実はデパートの催事場で反物で見た時は
「これ、好き!」と飛びついたのだが、
仕立てあがって我が家に届いたら、
かなり大胆な白黒の縞模様だったので、
今更ながら、着こなせるだろうかと
怖気づいているのだ。

この歳(安倍さんと同学年)で
こんな大胆な柄を選んでしまったけど
派手過ぎたかしら?とか、
長いこと着ることが出来ないんじゃないかしらと、
あんなに「誰にでも着られる柄じゃない」などと
自信満々、うそぶいていたのがこのありさまだ。

とはいえ、今週のお茶のお稽古に
初おろしすると決めていたので、
お茶室に入っても大丈夫なように、
なるべく上品なコーディネイトにして
約束通り着ていくことにした。

本日のコーディネイトは
八寸名古屋の白っぽい帯に
ミントグリーンの帯締めが効かせ色、
夏ものの帯揚げはグリーンみを帯びたグレー。

水曜日のお社中のふたりと
北鎌倉の駅から少し細道を入ったところにある
小さなお社の前で
私ひとりの写真と3人の写真を撮ってきた。

このあたりは炎天下を逃れて
少しは涼しい木陰になっているし、
人通りもほとんどないので、
写真撮影会にはもってこいだ。

おふたりとも今日の明石ちぢみは
先週からとても楽しみにしてくれていて、
見るなり、とても褒めてくださったので
まずは一安心。
(お世辞という概念がない女)

やはり着物好きは着物好き同士、
愛でたり褒め合ったりしながら
着物談義ができることが何よりだ。

その後のお茶のお稽古では
本日はいつものお稽古の他に
「花月」という名前の
ややこしいお茶のゲームのような取り組みが
あったので、
存分にお茶のお稽古を楽しみ、
頭を駆使し、
この猛暑の中で着物ライフを
満喫した。

次回の明石ちぢみの登板予定は
8月の石田組のコンサート。
今度は夜のお出かけなので、
黒い帯でのコーディネイトにしようかと
考えている。

もちろん同時に注文したリバーシブルの帯も
どこかで締めてお披露目しようと思うのだが、
こちらは単衣の時期まで締められるので、
9月のお稽古かコンサートか、
お楽しみがまだまだ続く。

日本の夏、
初めての本格的な絹の夏着物と帯。

日本の女だけの究極の贅沢を
涼しい顔してエンジョイしたいと思う。













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