2024年が明けてから
4日には早くもカウンセリングが始まり、
3日続けて予約が入っていた。
その週末には今年初の陶芸工房も始まった。
成人式のあった3連休は
日月と着物を着て、
友人との新年会と初釜とに出席したし、
その次の日にはばぁばご飯もスタートした。
「やれやれ肝心の版画制作はまだかいな」と
自分に喝を入れつつ、
「そうは言ってもそろそろ始めなければ」と
重い腰をようやく上げた。
1月の版画制作の目標は
「小品2点分の原画作成」
「小品2点分のトレぺ原画作成」
「小品2点分の版木転写」
「彫りスタート」
といったメニュー。
月半ばで何も手つかずでは
「彫りスタート」の位置につけない。
そう思って、数日前、
2点分の原画作成に着手した。
今回は木版画のスタイルを同じ感じにして
モチーフの花を2種類使うことにした。
延々と紫陽花をモチーフに
「雨のシリーズ」と作り続けてきたが、
個展が2025年の12月に決まったので、
クリスマスやお正月を意識したモチーフにした。
1点は「ポインセチア」
もう1点は「万両」
ポインセチアは12月に
鉢植えを買っておいたものをデッサンし、
万両は庭に咲いていたものを
お正月用に切って水仙と共に
飾っていたものをデッサンした。
いずれも赤い花と実のところだけ
色彩豊かな版を起こして、
葉っぱの部分は線描のモノトーンにするつもり。
(ポインセチアの赤は多分、葉っぱだし
万両の赤は実だとは思うが…)
この2点は対の作品というわけではないが
対に飾っても成り立つように
1点は三角、もう1点は丸の中に納まるよう
ある程度、デザインして描写した。
昨日と今日は画室に籠って
1点ずつ、版木への転写をして
これでいよいよ彫りのスタートラインに
つくことができた。
月半ばにはここまでやり終えたいと
思っていたので、
何とかミッション・クリアである。
『一年の計は元旦にあり』
という観点でいうと
「今年は計画したことをきちんと実行する」
というのが私の目標である。
元々、案外、根が真面目で
予定を立てたら
それを着実に実行しないと気が済まない質で
何かに阻まれて遅延したり断念したりすると
ストレスになるタイプ。
それ故、
今年は自分で計画したことは
着実に実行することを旨として
毎日を丁寧に生きていきたいと思っている。
というのも、実は昨年末、
夫の妹の連れ合いが71歳であっけなく
亡くなった。
5月ぐらいから
手足のしびれなどがあったらしいが、
ASLと診断がついてたった2か月での旅立ちで
とても空しい想いがした。
人間、いつ何があるか分からないと
その時も痛感したのだが、
私もいつ何が起きても悔いのないよう、
自分の体と相談しながら、
有言実行することを心に決めたというわけだ。
ポインセチアと万両、
いずれも季節や行事を思わせる
冬の代表的な花である。
ポインセチアは12月25日を過ぎると
ものの見事に花屋の店先から消える。
万両は
千両の実の需要にはかなわないが、
その真っ赤でたわわになる実が
豊穣や実りをイメージさせ、
お正月に用いるとおめでたいとされている。
クリスマスもお正月も終わったけど、
我が家では両方とも
まだまだ元気にその赤さを競っている。
月の後半は
摺りのことを頭の片隅におきながら
少しずつ彫りを始めることにしよう。
ということで、とりあえず
1月の計画は予定通りに進行中。
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