個展の案内状が刷り上がってきた。
予想通りというか予想以上の出来上がり。
日本画作家の平野氏に
いわばアルバイトのような形でお願いしたのだが、
意思の疎通がうまく図れ、
イメージしてた案内状ができあがってきた。
サイズは通常の葉書をそのまま3割増しにした形で、
正方形の作品を左寄せにして配置。
背景をグレーにした。
作品タイトルその他の文字は白抜きにして、
極控えめに入れた。
写真家の橋本氏による撮影で
作品の映像は用意したので、
その精度の高さが生かされるよう、
それだけを願っていたのだが、
木版の色の重ねや摺りの風合いなど
かなりいい感じで印刷されていて感動した。
あて名書きの面は
何度か校正をかけ、手直ししてもらったおかげで、
小さく入れた作品と展覧会の日時や名前、
画廊のインフォメーションなど、
いいバランスでできたと思う。
ただ、校正の時、全く気に留めなかった切手に相当する
画廊のマークが、
紙の大きさに対して右上の端っこになってしまい、
そこに関してはもっと内側にしてほしかった。
グラフィックデザイナーの次女が見たら、
きっとそこを指摘されてしまうだろう。
「その点だけが惜しい!」と平野氏に伝えると、
「紙が大きいので、もう5ミリ内側にすればよかったですね」
と返ってきた。
正にその通り。
惜しい!
しかし、それを除けばパーフェクト!
今までの個展の案内状の中では
一番の出来なのではないだろうか。
次女のような専門家に注文してしまうと、
この程度のものでもウン十万円取られるかもしれないので、
格安にて出来上がったのだから、
良しとしよう。
我が家に600枚。
画廊に1000枚。
それだけご案内したとしても
どれだけ集客できるか。
広告の集客に関するシビアな数字については
考えたくもないが、
とにかくこうして案内状ができあがり、
皆様に手渡しできたり、
郵便でお届けできるのは幸せなことだ。
これからの仕事は
案内状をお出しする名簿作りとあて名書き。
ひとりずつ、お顔を思い浮かべながら、
一筆添えて、投函するつもりだ。
新型コロナウィルスの影響なく、
当日を迎えられるよう、
心から祈りながら、
ペンを執ることにしよう。
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