2020年2月6日木曜日

今日も満腹食堂







毎週火曜日の「ばぁばの食事当番」
今週も11品つくり、
売れ行きも絶好調であった。

今週はほとんどの食材を娘が用意してくれ、
メニューのリクエストも
『ラザニア』
『ささみのフライ』
『炊き込みご飯』
『ニラともやしの土佐風お浸し』
と、具体的だったので、やりやすかった。

作り手としては足りない食材をたくさん買い増したり、
10~11品のメニューを全部考えるのが
めんどくさいので、
いくつかリクエストがくれば、
それを踏まえてバランスよく他を考えられるので、
楽ちんなのである。

それにしても、
『ラザニア』は手がかかる上に、
普通の主婦がササっと作れるメニューでもない。
『炊き込みご飯』も具材がいろいろ入るから、
それを細かく切るだけでも大変だ。

『ささみのフライ』は中に
しそと梅干や粉チーズがサンドイッチされているし、
揚げ物だから、小麦粉や卵、パン粉もつけるし、
第一、揚げ油がいる。

揚げ物は「最近、すっかりやらなくなったわ」と
キッチンをあずかる主婦が真っ先に手を引くアイテムだ。
とにかく、作るのが大変なだけじゃなく、
キッチンが粉やパン粉で汚れるし、
ボールやバットがいくつも必要だし、
後片付けが面倒だし、
キッチンが油でベタベタになるのが
その理由だ。

それを簡単に「作って~」と言ってくる娘は
自分では全く作らないので、その煩雑さを知らない。
自分ではやる気もないくせに
「食べた~い」という欲望のままに要求してくる。

「私はレストランのシェフじゃない!」と
怒りの声をあげたいところだが、
「よ~し、やってやろうじゃないか」という
私の負けず嫌いを逆手に取った
荒手のおねだり作戦である。

しかも、孫のしぽりんは食べることが大好きなので、
「たくさん食べる」
「何でも食べる」
「上手に食べる」
「きれいに食べる」
「おいしいおいしいと喜ぶ」と
作り手の心をくすぐる食べっぷりなのである。

今週も、まずは即座に
『ひじきの煮物入り卵焼き』を手づかみで食べながら、
「次はこれ食べる~」と
『炊き込みご飯』を要求。

『炊き込みご飯』を食べながら
目の前のお料理群を物色し、
まだ、口に入っているのに、
「次はこれ食べる~」と『ラザニア』を指さす。

正に、
「食べ放題」「ビュッフェ・スタイル」
「満漢全席」の
「満腹食堂」だ。

これで、太らないはずがないが、
やっぱり食がいいと親(ばぁば)としては嬉しいので、
与えてしまう。

せいぜい野菜とタンパク質のバランスをよく、
ばっかり食べにならないように、
数種類のおかずを食べさせるようにしている。

きっと今日も保育園の連絡帳に書ききれないほどの
アイテムをたいらげて登園しただろう。

その中でも一番のヒットは
『ラザニア』だったようで、
めんどくさい調理も報われた主婦シェフである。





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