今、流行りの『ニューボーンフォト』に挑戦してみた。
由依は今日で生後19日目。
『ニューボーンフォト』とは、新生児、
つまり生後30日までの赤ちゃんを
新生児ならではの初々しさで写真に残すことを
目的にしているらしい。
最近は妊婦さんの大きなおなかの記念写真を撮ったり、
生まれたての赤ちゃんの写真を撮ったり、
昨今のベイビーは生まれる前から
モデル業に忙しい。
ニューボーンフォトを撮りたいと
娘からサンプル写真をたくさん見せてもらったのは、
由依が生まれて10日ぐらい経った頃。
スタジオに連れて行ったのか、
病院や家にカメラマンに来てもらったのか、
確かにそこにはいわゆるぷくぷくの赤ちゃん写真とは違う
生まれたてのまだ人間になっていないかのような
幼気な赤ちゃんがたくさん写っていた。
ほとんどはまだ目が開いていない。
裸ん坊に布を巻きつけたようなスタイルで、
足が布でどこにあるか分からない。
もみじのような手という表現があるが、
まさに壊れ物のような小さな手が
顔のそばにちょこっと覗いている写真など、
正に新生児らしい感じといえる。
確かに1週間に2度のペースで会っているのに、
次に会うときには人間らしくなっている。
となると、ニューボーンらしさが失われる前に撮らなければ…。
このコロナ禍の中、
新生児を連れてスタジオに行くなんてもってのほか。
こうなるとばぁばの出番だ。
そう思って、
今日は自宅からおくるみに最適な白いストールと
娘の結婚式の時、
式場の入口のテーブルに飾った花束を持って、
娘の家に行った。
本日のミッションは
ご飯作りのばぁばというより、
ニューボーンフォトのフォトグラファーだ。
(もちろんご飯も8品は作ったことを申し添える)
さて、どんなシチュエーションで
どんなデコレーションにするか。
娘が髪飾り的なヘアバンドをネットで注文したので、
それを頭に飾り、
オフホワイトのショールでどう身を包むのか、
ポンポンのついたおくるみのポンポンの位置、
花束をどこに置いたら効果的か、
ああだこうだと大騒ぎ。
新生児のいい表情や可愛い動きは一瞬だし、
まだ「こっちみて~」とか「はい、ポーズ!」なんて
言ってもわかる相手ではないので、
どんなタイミングで撮るのかが肝心だ。
ああだこうだをやり過ぎて
ベイビーのご機嫌を損ねては元も子もない。
幸い、授乳の後に上手にうんちも出たので、
穏やかにひとり遊びしてくれるタイミングを計って、
娘とふたり、夢中でシャッターを切った。
一人目の志帆の時代には
たった3年前なのにそんな流行りはなかったので、
ニューボーンフォトは由依にしかない。
なにかと二人目は手抜きになって、
写真の量も激減するのが常なので、
由依にしかないニューボーンフォトなる写真が
撮れたのはよかったのではないかと思う。
生後19日目。
今のところ、
母子ともに順調に産後の日々を過ごせているからこその
楽しい試み。
3歳児が保育園に行っていていない、
つかの間の
穏やかなひとときであった。
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