2021年の年明けです。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
旧年中はコロナに明け、コロナに暮れ、
これで終わってほしいという願いもむなしく、
感染者数は増えるばかり。
お正月も新年会は控えて、
家族だけの静かな正月を迎えるようにと言われ、
どの家庭も実家への帰省などは控えて、
いつも一緒に住んでいる人だけで
過ごすところも多いようだ。
我が家の例年のお正月は
暮れの内に次女が帰省し、
結婚した長女は元旦の午後イチ、
3時ごろからは親族が数名やってきて、
以後、日付が変わるころまで大騒ぎだったのだが…。
さすがに今回は後からやってくる数名からの辞退があり、
長女ファミリー4名と次女、
そして、私達夫婦2名の総勢7名という
ファミリアなお正月となった。
静かにというわけにはいかず、
3歳児と0歳児が加わったことで、
それぞれの生活リズムに大人が合わせるというか、
翻弄される形で、
元旦と2日が過ぎていった。
次女は例年通り、30日夜には帰ってきたが、
長女のファミリーは持ち歩くものが多すぎて、
ダンナが車を出して、送迎しなければ身動きが取れず、
結局、元旦の朝のおせちは最後の写真のような形で、
これにお雑煮をいただき、お神酒はなし。
何しろ車の運転が控えているので、
年初から警察のご厄介になることだけは、
厳に慎まなければならないからだ。
昔はお屠蘇をいただいた後に車で初詣なんて、
よくある話だったが、
今はとんでもない話だ。
というわけで、午後の早い時間に
にぎやかにファミリーが押し寄せてきて、
開口一番「お腹がすいたの」と言われたひにゃ、
さっそく、ぜんざいを温め、餅を焼き、
残りの白玉も突っ込んだ。
更に、甘辛両方あった方がいいだろうと、
夜出すつもりだった「ポテトのチーズ焼き」まで
オーブンに入れてランチとして登場だ。
どこが静かなお正月、
やれ授乳は何時だ、やれお風呂は夕飯前だのと、
おチビさん達の就寝時間から割り出して、
おとなの宴会はセッティングせざるを得ない。
長女の婿殿は
結婚以来、
これまでの3回は親族会からの参加だったので、
私が腕によりをかけて作ったおせち料理を
しっかり食べたことがないという。
ならばと、
初めて我が家の元旦おせちのフルラインナップを
味わってもらうことにした。
昨今は手作りおせちも影が薄いし、
既製品は味がくどいせいか、
若者受けはしないらしいが、
3歳児も婿殿もよく食べてくれ、
とりわけ、「黒豆」「田つくり」「栗きんとん」は
ふたりのお気に入りになったようだ。
日本の伝統の味を
伝承してこそ日本の母。
他にもキッシュだの、ステーキだの、
朝から晩までキッチンに立っていたような気がするが、
まずは伝承の味をご賞味願い、
2021年、年初の母の役目は無事に終わりそうだ。
どうかこの1年、
みんなが健康で、
おいしくご飯が食べられますように。
そこに基本の基があると、
しみじみ感じた年の初めである。
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