2024年10月15日火曜日

焼肉と庭木の剪定

 















10月12日~14日の三連休に
次女が実家に帰省していた。

以前はよく帰ってきていたが、
特に今年は暑い夏には帰りたくないといって
ゴールデンウィークからずっと
横浜には帰らずじまいだったので、
とても久しぶりのお泊りだった。

途中、孫1号と孫2号の誕生日があったので、
長女宅のホームパーティで顔は合わせているが
近いようで遠いのが実家らしい。

この三連休は爽やかな天候に恵まれ、
行楽シーズン到来で
家族連れはどこかへ遊びにいく予定を立て
皆、観光地に出向いているだろう。

しかし、我が家はダンナがそもそも留守で、
この間、北海道にツーリングに
行っている。

次女はそんなにアクティブなタイプではなく
休みはまったり派なので、
3日間の予定は母親の私に任された。

私としては
この3日間にしたいことBEST3は
①庭木の剪定
②美味しいものを外食で食べる
③版画協会展と田中一村展鑑賞
だったので、
次女に庭木の剪定を手伝ってもらうために
まずは美味しい焼肉を奢って
気分よく手伝ってもらうことにした。

初日の12日は
お互い仕事の積み残しがあったり、
カウンセリングが2本も入っていたので、
夕方、焼き肉屋さんでの待ち合わせにした。

最寄り駅にありながら、
なかなか行く機会がなかったお店を予約し、
久しぶりに焼肉を食べたが、
期待以上の美味しさに大満足。

2日目は上野まで出向いて
版画展と田中一村展。

展覧会は思っている以上に歩くので、
2つの展覧会を観て回り、
足が棒のようだったが、
帰りに横浜に途中下車して
次女おススメの立ち食いのお寿司屋さんへ。

根室から来ている鮮魚のネタが
素晴らしく新鮮で
1日目の焼肉もよかったけど
2日目のお寿司も美味だった。

2日間で始めたカーブスの効果は
たちどころに消えたけど、
やはり美味しいものをお腹いっぱい食べる
幸せに勝る幸せはないのではと思えるほど。

こちらは次女の奢りだったので、
より一層美味しく感じた。

そして、あっという間に3日目。
奢ったり、奢られたりの応酬の後、
いよいよ懸案の庭との格闘の始まりだ。

家には庭木用の剪定ばさみはひとつしかない。
のこぎりもしかり。
今回の剪定に合わせて、
電動の草刈り機なるものを購入したが、
さて、それはどれほど効果のあるものなのか。

前の日から充電して、
次女がさっそく草の根元めがけて
スイッチオン。

たしかにけっこうな振動で草の根っこあたりを
掘り起そうとはしているが…。
我が家の草はつるものが多く、
つるを断ち切るほどの威力はなく、
期待とは程遠い結果に終わった。

結局、まずは次女が剪定ばさみ、
私がのこぎりを手に
切れそうなものは切る、
引っこ抜いた方がいいものは引っこ抜く。

やり始めるととことん剪定したくなるもので、
さざんかといい、薔薇といい、蔦といい、
もはや木としかいいようのないところまで
成長した草を
根こそぎはできない分、根に近いところで
「ぶった切る」ことになった。

「業者を入れた方がいいよ」という意見は
知っているが、
次女を焼肉でつってお願いし、
何とか家内工業で剪定を終了。

次の日には二人とも腰と肩がバッキバキで
疲れを持ち越してしまったが、
ゴールデンウィークとシルバーウィーク
(暑さのせいで10月にずれ込んだが)
年に2回の大がかりな庭木の剪定は
次女に手伝ってもらうことが
ルーティンになりそうだ。

我が家のシンボルツリー、
玄関わきの金木犀は
毎年10月1日に判で押したように
花が咲くのに、
今年は今朝、ようやく開花し、香り出した。

この香りが道のそこここからすると、
秋の訪れを感じるのは私一人ではあるまい。

ちょうど半月遅れの開花である。

とにかく暑くて
熱中症になりそうだったこの夏だが、
10月半ば、ようやく秋風が吹き、
爽やかな季節が到来した。

そんな日は、
チョキチョキと剪定ばさみの音が
よく似合う。

道のあちこちから聞こえてくる
剪定ばさみの音。

こうして三連休に
秋の風物詩の庭木の剪定が無事、終わり、
今日は衣替えをしたので、
私の「夏じまいと冬支度」も完了である。



























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