夕べ、石田泰尚率いる『熱狂の夜』
第6夜のうちの第5夜が開催された。
『第5夜』は遂に『石田組』登場。
ミューザ川崎シンフォニーホールの玄関には
「満員御礼」の札がかかった。
2000名は入る大きな会場に
満員のお客様なのは、ファンとして感慨深い。
この公演は6回続きで
月に1回、
徐々に演奏する人数を増やし、
ラストの6回目、石田様は
神奈フィルのコンマスとして演奏する。
『石田組』はその名の通り
石田様が声をかけて召集した
50~60名の団員と呼ばれる弦楽器奏者の中から
コンサートホールの場所によって
ご縁のある団員が13~19名ほど選ばれる。
今回のミューザ川崎は
東京交響楽団の本拠地なので、
13名の内5名が、東京交響楽団で
目下、活動中の団員だった。
今回の団員の構成は
第1ヴァイオリン3名、
第2ヴァイオリン3名、
ヴィオラ3名、チェロ3名
コントラバス1名の計13名
石田様は第1ヴァイオリンのひとりだ。
私達はいつものように4時過ぎ、
最寄り駅で集合し、川崎に向かった。
友人は石田組と背中に大きく書かれた
オリジナルTシャツを着用、
私は石田様が大好きなSOUSOUのテイストの
大きな格子柄の紬を着て、
一目見てヤル気満々と分かるいでたちだ。
友人は私なんかより熱烈な石田様ファンで
昨今、発売になった石田組の
オリジナルグッズをあれこれ買ったという。
Tシャツ・タオル・タンブラーをすでに
持っているというので、
11月10日の石田組の武道館公演の時、
そのTシャツを着て
タオルをぶん回して応援するのだとか。
(更に昨日の物販コーナーで、
トートバックとステッカーもお買い上げ)
数日前、
「今回のミューザもTシャツ着ようかな」と
彼女が言うので
「いつ着るの、今でしょ」とけしかけて
今回も着てきてもらった。
武田早雲の書でデカデカと石田組の文字が
背中にプリントされているので
道中は羽織物が必要だが
気分はこれでアゲアゲ(古っ!)だ。
私の方も、最寄り駅のホームのベンチにいると
おばあさんが隣に座るなり、
「あなた、素敵なお着物ね。
踊りでもなさっているの」と声をかけてきた。
ミューザのトイレで並んでいる時も
「素敵な帯ね」と褒められたので、
すっかり、いい気分で会場入りだ。
川崎では早めに夕食を済ませるのだが、
今回は川崎在住の友人おススメのお寿司屋さんで
あれこれついたコースを注文したが、
いずれのお料理も美味しくて大満足だった。
6時過ぎ、開場と共にホールに入ると
さすが石田組の回だけあって
石田組Tシャツの人もあちこちにいるし、
着物の人も何人も数えることができたので、
やはり皆さん、6回の中でも
石田組の今回を楽しみにしていたのだと判る。
この中の沢山の人が武道館公演にも行って
J-popsアイドルの時と同じように
タオルを手に黄色い声援を送るのだろうか。
(ちなみに私は武道館には行かないが…)
さて、肝心の演目の中身だが、
1部は
グリーク・2つの悲しき旋律
チャイコフスキー
弦楽セレナードハ長調op.48
2部は
バーンスタイン・荒野の七人
ウィリアムス・シンドラーのリスト
ツェッペリン・移民の歌
カシミール
グリムゾン・21世紀のスキッツォイド・マン
という具合で
1部は正統派の弦楽クラシックの曲だが
2部は石田組らしいロックやヘビメタ曲で、
もちろん石田組用に編曲されている。
石田組はその時々で石田様以外のメンバーが
変わると書いたが、
今回も初めて見る東京交響楽団の人が
5人もいるせいか
1部は音のまとまりが良すぎるというか
我を張る人や個性の際立つ人がいなくて
ちょっとおとなしい感じ。
やはりオーケストラの団員として
求められることは
協調性とかそれぞれの音の融和性だと思うので
自己主張は許されないせいか
きれいだけど小粒感が否めない。
しかし、2部になると
石田様の立ち位置も中央に変わり、
ロングブラウスを羽織って、裾をたなびかせ
オラオラ状態でみんなを
ひとりひとり煽るような演奏スタイルになるので
一気に石田組らしくなった。
曲は聴き知った「荒野の七人」や
「移民の歌」だが
それぞれ3人ずついる第一ヴァイオリン
第2ヴァイオリン、ビオラ、チェロの前に行き
「ほらほら、もっと行けよ!」
「ヴィオラ、もっとやっちゃえよ!」と
石田様がけしかける声が聞こえるようで
若い団員たちの闘争心に火が付いて
演奏が過激になっていくのが面白かった。
ちなみに
武道館の時は19名の団員+石田組長、
大晦日の石田組は18名+石田組長で
公演することが発表されている。
会場の大きさや公演への意気込みが
人数に反映されていると思われるが…。
私は大晦日の方の公演に
次女と一緒に行く予定で、
それぞれメンバーが半分近く入れ替わるので
違う石田組の演奏になるだろう。
私達はいずれか一方のチケットしか
持っていないので
聴き比べはできないが、
今年の年末を石田組で締めくくろうという
想いは同じ。
2024年も推しの石田様のヴァイオリンが
おばさま達の心を揺さぶり
暮れていくのだろう。
ブラボー❣❣
石田様~❣❣
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