2025年5月1日木曜日

益子と笠間の陶器市

 






























去年一昨年とゴールデンウィークに出かけた笠間
今年はもう一段バージョンアップし、
1泊旅行にして
益子の陶器市と笠間の陶炎祭の2本立て。

陶芸工房でご一緒のAさんに誘われるがままに
陶器市巡りに出かけることになった。

益子は栃木県、笠間は茨城県に位置するが、
焼き物のルーツとしては共通しているとか。
今回はアクセスがめんどくさい方の益子から
攻めることになった。

東京駅から新幹線なすのに乗って
途中2度乗り換え、
どんどん田園風景の広がるのどかな景色に。

今回は添乗員役のAさんにお任せなので
車中、おしゃべりしている間に
益子の街に10時過ぎには到着。

ローカル線を降りると駅前に益子焼の大きな壺が
ドドーンと飾ってあって、
いかにも焼き物の里にやってきたという感じ。

笠間の陶炎祭の方は
友部という駅からシャトルバスで15分ほどいった
大きな広場にテントが設営されている形式だが
益子の方は街全体が陶器市になっている。

私は益子の街は初めてだったので、
何か器を買うなら
今回は益子の方にしようかなと思い、
あまたあるテントやら店舗やらを
そのつもりで覗いて歩いた。

毎回、陶芸フレンドのAさんと陶器市を歩くと
どうしても「これは私たちにも作れるか、
これはどうやって作るんだろう」という
作家目線になってしまう。
で、結局、自分たちでは作れそうにないものを
買うことになる。

今回、私が求めたのは
灰釉なるガラス質の釉薬が最後にかかったお皿
太田幸博さんという作家さんのものだった。

陶器市で器を求める楽しみは
作者と直接話すことができ、
作り方など伺うことができる点だ。

使っている土や釉薬などになじみのない名前が
出てくると
やっぱり自分では作れないと判るので
いい買い物をした気分になる。

Aさんと私は共に晴れ女なので
ふたり合わせると恐ろしくいい天気になる。
この日も雲ひとつないピーカンで
暑いぐらいだったので
ランチは腰の強い手打ちのとろろそばにし
ティータイムに水分補給を怠りなく
夕方6時過ぎ、無事に予約したお宿に到着。

古い旅館なれど、割烹旅館を名乗るだけあって
食べきれないほどのお料理が出てきて
食後はパンシロンのお世話になったけど、
よく歩き、よく食べ、いい買い物ができた1日が
無事に終わった。

Aさんと泊りがけのお出かけは初めてだったが
ふたりの買い物のリズムや食事のリズム、
歩きの体力などバランスがよく
次の日の朝5時半起床に合わせての就寝も
11時にバタンキューと揃えることができ、
息が合っていると私は思った。
(彼女の方はどうか分からないが…)

2日目は笠間の陶炎祭に向けて
お宿のそばからシャトルバスが出ていたので
早くも9時半には現地に到着。
ゴールデンウィークのはざまのウィークデーなのに
すでに駐車場待ちの車の列もできていて
朝から陶器市へのテンションが上がる。

笠間の方は210ものテンポが出店していて
中央のステージを取り巻くように
テントがびっしり並んでいる。

私は3回目、Aさんは5回目なので、
見知った器が並んでいると
少し色合いなどが変わっていてもすぐに分かる。
「あ、これ去年も出ていた人だわね」と。

私たちの間では「笠間の羽生結弦」と呼んでいる
金井春樹君のブースもすぐに見つかり、
今回はご当人と話すこともでき
一緒に記念写真まで撮ってしまった。

話している内に、今年は金井君は抹茶椀も作って
お抹茶コーナーに出しているというので
私達はその足で炎天下の抹茶コーナーに急いだ。

すでにかなりの数のお客さんが
それぞれ好きな抹茶椀を選び、柏餅と共に
お抹茶を楽しんでいて、
金井君の抹茶椀は出払っていた。

しかたなく別の作家のものを選んでみたが
今年はそれでも出足が早かったせいで、
限定500個の柏餅には間に合った。

500個が売り切れてしまうと
ついてくるお菓子が地元の銘菓塩釜になる。
やはり季節のお菓子の方がいいので、
今回は早く抹茶コーナーに来られて正解。

それにしても真夜中の0時から作った
1日500個の柏餅が半日でなくなるとは
どれだけにぎわっているかが分かるだろう。

2日目はAさんもお気に入りを見つけることが
できたので、
ふたりとも満足し
後は中央ステージの大道芸人の芸を楽しみ、
地元のクインシーメロンのソフトクリームで
喉をうるおし
早めの列車で帰路に就いた。

2日間とも
ゴールデンウィーク中一番の晴れだったので
気持ちの良い5月の風に吹かれ
青もみじの緑に癒され
都会の喧騒を忘れ、歩きに歩いた。

私は生まれて初めてのリュックを背に
中に買ったばかりの長皿を大事にしまい
1日1万歩を達成した。

ゴールデンウィークはどこへいくにも
人・人・人だし
どこも高くて手が出ないけど
このぐらいの小旅行なら
ほどよく息抜きが出来、
リフレッシュするのにちょうどいい。

1月から続いた出版関連の疲れを癒し
少しカウンセリング業や執筆業から離れ
気分転換した2日間だった。




























































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