2025年5月15日木曜日

『推し』大活躍の大相撲観戦

 



























大相撲五月場所4日目、
友人のAさんご夫妻のお誘いで
何回目かの大相撲観戦に両国国技館まで
行ってきた。

何回もブログでご紹介したと思うが、
十両力士の友風関は
Aさんのダンナさんの教え子なので、
ご夫妻はまるで親のように
友風関を応援し、支援してきている。

今回も川崎の友風後援会の皆さんで
まとまった席を取り、
手に手に応援グッズを携えて
午後1時半には会場入りした。

五月場所は日曜日に始まったので
まだ4日目の序盤戦なのだが
とてもいい取り組みが組まれていた。

何と言っても今場所は
大関大の里が綱取りに挑戦するとあって
会場はいつにも増して熱気を帯びている。

最近は外人のお客さんが多く、
あちらこちらで英語で説明するガイドの声が
響いている。

友人Aさんと私は夏の単衣の着物に身を包み
友風応援グッズと共に
お稲荷さんや柿の葉寿司なども持ち込んだ。

Aさんは薄紫色の着物に
大きな花柄の帯。
私はピンクベージュの小紋の着物に
博多帯。
Aさんの着物の色は、友風関の〆こみの薄紫に
合わせたというから、さすが力の入れようが違う。

川崎友風後援会の幹事は
試合の進み具合と相談しながら
友風が所属しているのは中村部屋なので、
途中で、中村部屋の親方・元嘉風関との写真撮影を
組み込んだり、
相撲観戦だけでなく後援会として
会を盛り上げることにも熱心だ。

そうこうする内に
3時半過ぎ、いよいよ友風関の取り組みが
始まった。
4日目の取組相手は「若碇」

後援会メンバーは友風タオルやうちわをふって
声を限りの大声援。
そこでも幹事はタイミングのキューを出し
声を合わせて何度も声援を送ったので
きっと土俵の上の友風にも届いただろう。

その甲斐あって
ちょっと苦手意識ある相手力士だったが、
「叩き込み」で友風の勝ち!!

後援会メンバーが大喜びしたのは言うまでもない。

そして、試合から10分。
今度は友風関の出待ちだ。
(外の道に出てくるのを会場との境で待つこと)

勝った日の出待ちと負けた日の出待ちでは
まったく心持ちが違うが、
この日は勝って星を五分に戻せたので
友風も私たちも晴れ晴れとした気持ちだ。

にわかファンに混ぜていただいた私も
友風タオルにサインをもらい、
これでだいぶ友風ファンとしての
実績を積めた感じだ。

また、後援会の方と親方との集合写真の時は
着物だからといって、
親方のすぐ隣に座らされて写っているので
ちゃっかりにもほどがある。

こんな感じでまず前半は
友風関の応援団として、
後半、幕内の対戦になってからは
何人かの『推し』の力士の勝負の行方を見守った。

目下の『推し』の筆頭は
何と言っても「大の里」
大銀杏が結えないまま大関の地位に駆け上がり、
今また、綱取りかと期待がかかる。

4日目の対戦相手は「王鵬」
こちらも若手の急上昇株。
元横綱・大鵬の孫とあって、
生粋のサラブレッドだ。

4日目の懸賞金の数は横綱と阿炎戦を抜いて
大関・大の里と王鵬の対戦が31本。
懸賞金の旗も4回に分けて土俵を回った。

そして、もの凄い熱気の中、
若き獅子の戦いが始まり、
意外にあっけなく王鵬が大の里に押し出され
大の里の勝ちで4連勝。

ここまでで
他の『推し』力士である
「飛猿」「遠藤」「一山本」も勝ち星を挙げた。
「尊富士」だけ「若隆景」に負けてしまったが、
この両者、同じような背格好の筋骨隆々タイプで
素早いキレのいい相撲なので
気持ちのいい勝負だった。

そして、いよいよ最後の大取り組み。
「横綱・豊昇龍」に対するは「阿炎」
豊昇龍は3日目に負けているので2連敗はできない。
阿炎もまだ初日が出ていない状態なので
もはや死に物狂いでくるであろう。
両者一歩もひけないこの一戦。

結果は引き落としで
あっけなく阿炎の勝ち。
横綱はばったり土俵に手をつき、
お腹にも土がついた。

その直後、「あ~」とも「ぎゃ~」ともつかない声と
共に、会場のあちこちから座布団が飛んだ。
土俵の上にまで落ちた座布団を
あわてて拾いに行く装束を着た人たち。

滅多に観ることのない座布団が舞う光景を
海外からの観客はどんな風に感じただろう。

一瞬の勝負の後に報奨金の束を手にするもの、
不覚にも体に土をつけ、まげも歪んで
唇を嚙みながら土俵を降りるもの。
男の勝負の世界を目の当たりにした興奮で
会場のざわつきがなかなか収まらない。

ひとしきり「今日はいい日に来られた」と
感想を言い合って
6時過ぎには「元寺尾関のちゃんこ鍋」の店へ。
お店は国技館から歩いて行ける距離にある。

始めて食べるちゃんこ鍋。
2種類の味付けのちゃんこ鍋は
いずれも美味しく、
一緒に観戦した仲間とおしゃべりに興じながら
丸1日、大相撲観戦らしい1日を過ごした。

昨今の大相撲人気でチケットを取るのは
とても大変なことらしいが
友人Aさんのお陰で、なんちゃって応援団の私も
日本文化の代表格・大相撲を
間近で堪能させてもらっている。










































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