今週になって、
一段と寒さが厳しくなってきた。
戸建てに住んでいると
特に暖房をつけていない部屋は極寒だ。
この季節、
1日の終わりにお風呂に入ることが
何よりホッとするという方は多いのではないだろうか。
心理カウンセリングの認知行動療法では
ストレスを感じたら、
ストレスコーピングリストという
自分だけのストレス解消法のリストを作って、
その中からいくつか選んで
意図的に実行し、
ストレスを解消するという方法がある。
そのリストは100個ぐらいの
癒しのアイテムがあるのがベストとされ、
それは特段お金のかからない手軽なものでよく、
それをその日の気分でいくつか選んで
自分へのご褒美として行うというものだ。
最初に大きな項目をたて、
それを1項目10~20ぐらいに膨らませ、
計100個ぐらいにする。
大項目は
「食べること」
「おしゃべりすること」
「旅行」など
自分が好きなことを選び、
更に具体的にどこの何を食べるなどのように
細かくリストアップする。
そんなストレスコーピングの大項目に
「お風呂に入る」という項目を入れる人は多い。
そういう人はたいてい温泉好きなのだが、
毎日、温泉に行くわけにもいかないので、
結局、入浴剤の銘柄などにこだわりを持って、
自宅でのお風呂タイムを楽しむことになる。
私は大して長風呂派ではないが、
やはり疲れているなと感じる時は、
いつもより長めに湯船に浸かって、
心身の疲れをほぐすことが
ストレスコーピングになっている。
その時に使う入浴剤は
今までは「エモリカ」一辺倒だった。
ダンナが冬場の乾燥肌を潤す目的で
買ってきて以来、
香りも使い心地も気に入っていた。
しかし、何を思ったか、
最近、ダンナが
バスロマンの「シアバター&ヒアルロン酸」という
男の人が選ぶとも思えない香りを選んで
買ってきた。
バスロマンには他に
「森の香り」「桜の香り」
「ヒノキの香り」や「ゆずの香り」だのと
和風の名前がついた
温泉を連想させるような香りが揃っている。
シアバターのサブタイトルに
「くり返す乾燥肌にしっとり潤い」とあるので、
きっとその文言に惹かれたに違いない。
そして、そのシアバターの香りといったら、
想像以上にエキゾチックな濃厚な香りで、
白濁したお湯は柔らかい泉質になって、
香りと共に肌にまとわりついた。
バスロマンだのバスクリンだのという入浴剤は
1930年代からある昭和の入浴剤だと思っていたが、
最近は香りや成分のラインナップが一新され、
いわゆる昔からある入浴剤の概念を
打ち破ろうということらしい。
入浴剤市場は
「花王のバブ」と「ツムラのバスクリン」が
古参かと思っていたら、
2012年に「バスロマン」のアース製薬が
ツムラを傘下に収めたとかで、
今やアース製薬がバスクリンと共に
一大市場になっているとか。
アース製薬は殺虫剤を作っている会社だと
思っていたので、
これはかなり衝撃だった。
とにかく、ゆずやジャスミンあたりの香りか
草津や別府、登別だといった香りが
日本の入浴剤だとばかり思っていたので、
シアバターには一本取られたという感じだ。
というわけで、
2021年の師走の疲れは
自宅の湯船にシアバターの入浴剤を溶かし、
インドかどこかでアーユルベーダの施術を
受けているつもりの入浴で
解消しているというお話。
皆様も機会があれば、
「バスロマン」の「シアバター&ヒアルロン酸」を
是非、お試しあれ。
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