2024年12月12日木曜日

40年来の友

 









40年来の友である夫婦3組が
10年ぶりぐらいに会って会食した。

この3組はとても共通項の多い夫婦で
あまたの知り合いになった夫婦の中でも
今日まで親しくしている数少ない夫婦だ。

共通項というのは
まず、3人のダンナ達は同じ会社に勤めており
ほぼ同期入社。
そして、皆、海外転勤組の3組だが、
ほぼ同時期に同じ任地で暮らしていた。

更に3組はほぼ同時期に結婚し、
2人ずつ子どもを設け、
妻たち3人はママ友でもある。

それぞれ海外に住むのは初めてだったため、
その絆は強く、
大変なこともみんなで乗り越え、
楽しいことも一緒に享受した。

2度目の任地はそれぞれ別の場所だったが
日本に戻ってもこの3組は
お宿を順番にホームパーティを開き、
妻たちは腕を振るい料理を作ってきた。

海外転勤族は
子どもの教育問題と進学が課題のひとつだが、
それに対する教育方針も近く、
それぞれ現地での教育を取り入れ
現地校やインターナショナルに通わせ、
成人した今、国際的に活躍する子たちもいる。

しかし、この40年という年月は
やはり相当長く
人生の最も変動の大きな年代を一緒に
過ごしたことになるが、
悲しいことに3組のうちひとりの夫が亡くなり
全員集合しても5人になってしまった。

妻たち3人は1年の内
数回は会ったり、旅行に行ったりする仲で
3人集まる時もあれば、
2人の時もある。

もちろん会えば近況報告は詳しくしているので
それぞれの家庭の事情はよく知っているが、
こうして5人揃うと
ようやく辻褄が合う話もあったりして
面白い。

年齢を重ねたせいで
ここ数年で大病をした夫婦もいるし、
目下、アキレス腱を断裂して
靴が履けないので着物で来たという人もいる。

私もこの夏は自律神経が乱れて
虚血性の立ち眩みが…などと
全員、何かしらの病気報告をしつつ
それでも元気に再会できたことを喜んだ。

結婚・出産・子育て・海外転勤と
思えば人生の大変な時期を共に乗り越えた
戦友たち。

親の看取りや自身の大病など
今年、災難があった人は
しっかり厄払いをして
いい新年を迎えてほしい。

そして、また会っておしゃべりしよう!















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