2025年1月10日金曜日

人間ドックを終えて

 






今日は年に一度の人間ドックの日だった。

夫の誕生月が1月なので、
毎年1月に受けている。
これで同じ所で7~8回は受けただろうか。

例年は1月20日過ぎのことが多いが
今年は10日。
どう考えてもお正月太りの影響は免れない
早すぎる受診日だと思うが
ふたりの予定の合う日がそこしかなかった。

私としては10月から始めたカーブス効果が
どの位出るのか
楽しみにしているところだ。

中性脂肪やら肝臓などの数値が
改善しているといいのだが…。

ただ、お正月太りになってしまっては
せっかく12月末までに少しは痩せたり
締った部分が元の木阿弥になってしまうので
そこだけは注意して
新年を過ごしていた。

人間ドックのクリニックは
みなとみらいのランドマークの中にある。

病院とは全く違うホスピタリティ溢れた
きれいで、スタッフも親切丁寧
まるでホテルのような場所だ。

しかも内装を全面リニューアルしたらしく
どのエリアも明るく、
「森の間」「小路の間」「夕陽の間」「港の間」
などとしゃれた名前がついて
テーマカラーの
グリーン、ベージュ、オレンジ、ブルーに
壁紙や椅子、絵画、時計にいたるまで
統一したカラーでコーディネイトされている。

ここまで病院と人間ドックとは
コンセプトが違うのかと驚くばかり。

更にここのスタッフは
前からとても感じはいいのだが
前にも増して
「お部屋は寒くないですか?」
「お腹を押しますが、痛い時はすぐに
教えてください」など、
全くのお客様扱いだ。

検診の順番は例年通り
問診と血圧測定、採尿、採血にはじまり
心電図・聴診、身体測定、
聴力、肺機能、視力、眼圧などと
進んでいく。

途中、オプションで追加した
頸動脈の超音波検査を挟んで
胸のX線、
お腹周りの超音波検査を終えると
いよいよ最後は胃のバリウム検査だ。

私は何が嫌いって
バリウム検査ほど嫌いなものはない。

バリウム検査とは
バリウムという胃の造影剤を飲んで
胃の中の状態を診る検査で
胃カメラかバリウム検査かで
胃の検査は行われるが
ここのクリニックではバリウム検査しか
扱っていないのでノーチョイスだ。

バリウムを飲む前には
まず、発泡剤という顆粒状の薬を
少量の水でグイッと飲む。

ゲップが出そうになるのを必死に
こらえつつ、
左手に持ったコップからバリウムを飲みながら
検査技師さんの指示通りに
体をグルグル検査台の上で転がしたり
反転させたり、斜めにして息を止めたりと
いいように何度も何度も転がされる検査である。

それを指示通りに正確に行わないと
時間がかかってしまって
胃のふくらみが萎んでしまって
撮影ができなくなる。

そうなると
「追い発泡剤」を投入するべく
ブースの中から検査技師さんが出てきて
「ちょっと萎んじゃったんで
もう1回これ飲んでください」と
細い筒に入った発泡剤を渡される。

何が辛いってこれが辛いのだが
2年前の時は2回
昨年も1回
この「追い発泡剤」を飲まされて
ややトラウマになっている。

今回は最後の「夕陽の間」まで来た時
3部屋、バリウム検査の部屋があると知り、
待ち時間にどの部屋の技師さんがよさそうか
観察していた。

検査室1はやや薄毛の黒ぶちメガネの男性
検査室2はロマンスグレーの中年男性
検査室3は細身の言葉遣いがバカ丁寧な女性

できれば、2か3でと思っている間もなく
1の男性技師に名前を呼ばれた。
はずれ!

部屋に入ると検査技師さんは説明を始めたので
「バリウム、ちょっと苦手なんです」と
言ってみた。

「げっぷが出やすいですか?」
「たぶん」と答えると
まず、バリウム検査のしくみと
なぜ、発泡剤を飲んで胃を膨らませるかを
説明してくれた。

次にげっぷが出そうになったらどうすれば
回避できるかの方法、
「追い発泡剤」を飲まずに済むためには
早く検査を終わらせること
そのためには動きの指示に
的確に反応することが早道と
説明してくれた。

「2度もこれ飲んだのは辛かったですね。
僕たちも年に1度、検査しますけど
ちっとも馴れませんもの。
皆さんなら尚更です。
「追い発泡剤」飲まないように
頑張りましょう!」と
優しく背中を押してくれた。

検査途中も
「もう半分、終わりましたよ」
「あと1ポーズですよ」
などと途中経過も教えてくれた。

そして、今回は見事
1発で検査終了!
「追い発泡剤」なし!
こいつぁ、春から縁起がいいわい!

というわけで、
人は見た目で判断してはいけないと
バリウム検査で学んで
無事、人間ドックを終えることが出来た。

めでたしめでたし!!









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