2026年6月30日火曜日

初体験 心臓CTスキャン

 










人生初の心臓のCTスキャンを撮りにいった。

脳のCTスキャンは今まで計4回撮ったことがある。
血圧が高いのと、頭痛や肩こりなど、
脳に何かあったら大変という
危惧があるので、
節目節目に大きな病院で撮るタイミングがあった。

ちょうど丸1年前
『硬膜下血腫』の手術の時も
左半身の運動能力が落ちていると感じ、
中規模の脳外科に行ったら、
いきなり脳のCTとMRIを撮らされ、
脳の右半分に血が溜まっていることが判明した。

あの時からちょうど1年経ったが、
退院後、ホームドクターである内科の医師を変え、
今、お世話になっているS医院に
通うようになった。

『硬膜下血腫』を引き起こした原因である
降圧剤の種類と量をさぐるため、
この1年間はいろいろ薬の調節をしてきた。

以前は立ち眩みや一時意識消失など
起きる場所によってはとても危険な症状があった。
現在はさすがに意識消失、つまり、
失神はないけど、最近、時折
歩いている時に立ち眩みになりかかったり
登りの階段や坂で心臓の圧迫感や息切れがあると
訴えたところ、
「じゃあ、大きな病院でちゃんと検査しましょう」
ということになった。

我が街から少し電車に乗っていった街の
丘の上にある県立の循環器センターだ。

初診の日は人間ドックでもやっているような
血液検査や肺活量の検査、心電図などを撮り、
循環器のドクターの診断を受けた。

その流れで2日目の今日は
事前に心臓の拍動をゆっくりにする薬を飲んで
CTスキャンと心エコーを撮ることになった。

たかが10mgの小さな錠剤をひとつ飲んだだけで
心臓の拍動を少なくするなんて
「薬って凄いな」「薬って怖いな」と思いつつ、
11時55分、その薬を飲んだ。

その前にはカウンセリングとカーブスと
食事を済ませている。
食後にその薬を飲んでからは
おとなしく予定の電車に乗り、
駅から出ているシャトルバスで
丘の上の病院に向かった。

CTスキャンというのは
時折テレビで見るようなドームの中に
ベッドに寝た人間が吸い込まれていくアレである。

関係者以外立ち入れないCT映像室には
20代とおぼしき男女の検査技師さんが5人もいた。

脳のCTの時は頭を固定され
何だかカンカン大きな音のするドームの中に
吸い込まれていったが、
心臓のCTの場合は少し違った。

まず、心臓の周辺の血管の状態を観るために
点滴で造影剤を入れなければならない。

点滴はまさしく丸1年前、
この細い血管に点滴用の太い注射針が入らず
2度若い看護師に失敗されて内出血し
3度目に手首のすぐ下の場所からようやく
針を刺すことができたという苦い記憶がある。

今回のよくしゃべる女性看護師も
私の血管が細いと見るや
迷わず右手首の下からのルートを選んだ。
そこから刺すのはとにかく痛いのだ。
しかし、私は痛みに一瞬顔をゆがめたものの
それでも1発で刺してくれた。

その注射針が刺さったまま、
両手を頭の上に上げ、ドームの中に入り、
何度か呼吸を吸ったり吐いたり止めたりしながら
30分近くも撮影は行われた。

「途中、体が熱くなるのは通常の反応だけど
もし、気分が悪くなったり、
吐き気がしたら言ってください」と
何度か言われたので
そういう人もいるんだなと少し怖くなった。

幸い、私はほとんど何ともなかったので、
予定通り、次なる心エコーを撮りに
別の検査室に向かった。

心エコーは、人間ドックでオプションで
頸動脈を診てもらうのだが
その心臓版。
心臓周辺にジェルをつけ、
こちらが眠くなるほど長時間かかって
丁寧にエコー画面を撮ってくれた。

今日は2つの検査をしただけで帰宅。

明日から3日間、心電図を採る小さな機械を
胸に貼り付けたまま生活するという
心電図の検査がある。

つけている間に、脈が飛んだり、不整脈が出たり
息切れやめまい、胸苦しさなどが出ないか
記録を採るというものだ。

こうした不具合のことを「イベント」と
呼ぶらしい。

もし、つけている時に何かあったら
2度機械をタップすると
機械がいつ何時何があったか記録する。

たまたま採った心電図では捉えきれない
不具合を見つけるのが目的だ。

しかし、それを
「イベント」と呼ぶのはなかなか面白い。
いかにも英語圏の発想だ。

今回の心臓の検査で驚いたのは
あまりに小さな薬1錠のもたらす大きな効果と
心臓の不具合を「イベント」と呼ぶことの
2点だ。

心臓CT検査は人生初体験の出来事だったけど
どこかで客観的に観ている自分がいる。

全部の検査結果は7月下旬にならないと
分からないが
そこで「心臓も血管も歳より若くて大丈夫!」
というお墨付きが出てくれることを
今は切に願っている。

歳に抗って生きているので
「歳より若くて!」が肝心だ。

まあ、そんなことを言っていること自体
年寄りのたわごとだ。


















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