2016年1月4日月曜日

初詣 弾丸ツアー

 

 
毎年、初詣に行くのが恒例になっているが、
今年は何と横浜に住んでいながら、千葉の成田山新勝寺まで行って来た。
 
しかも、成田山だけに留まらず、香取神宮と鹿島神宮にも行くという
弾丸バスツアーに申し込んだのだ。
 
3日、朝6時50分、最寄り駅前出発。
 
嫌がる次女を5時半にたたき起こし、
朝ご飯をかき込み、化粧もそこそこにまだ暗い道を駅に急いだ。
幸い、日中は17度にもなるという温かな日だったので、
朝の一番でもさほど寒くない。
 
しかし、そんな酔狂な人は案外たくさんいるらしく、最寄り駅と横浜駅とで
合わせて大型バス2台分の人が集まり、
夜明けの湾岸道路を突っ走っていった。
 
朝9時半、まだ参拝者もまばらな成田山新勝寺の境内は
辺り一面にお護摩の香りが漂い、初詣にきたという雰囲気が盛りあがってくる。
 
昨年の川崎大師、
一昨年の鎌倉八幡宮、
いずれも人人人の人混みの中、何度も入場規制の足止めをくってからしか
お参り出来なかったので
あまりのあっけなさにちょっと拍子抜け。
 
お参りの後は沿道を散策。
鰻の蒲焼き、薬のヤツメウナギに各種薬草、落花生、鯉やいなごの佃煮など、
千葉の名物はディ-プなものばかりでビックリ。
 
昭和初期とおぼしき雰囲気のある建物の土産物屋が軒を連ね、
細い坂道に鰻の蒲焼きの甘い香りが立ちこめている。
昔からこうしてお参りの後には鰻を食べ滋養をつけたんだろうなと想像できる。
 
私も名物のうりのいんろう漬と、ごまと玉ねぎのスープの素、
版画用に使う棕櫚の小型ほうきを買い求めた。
 
その後は成田のホテルでビュッフェ・ランチをいただき、
午後は香取神宮、更には茨城県まで足を延ばして鹿島神宮にまでお参り。
 
途中、佐原の酒蔵に立ち寄り、鏡開きのまねごとをし、
日本酒の試飲から販売と、抜け目なくバスツアーの予定は組まれている。
 
成田山新勝寺は言うにおよばず、
香取神宮も鹿島神宮も大きなお社をもつ立派な神社で、
千葉県や茨城県の方にとって、初詣といえばここという由緒ある場所に違いない。
 
それを一日で3箇所という、贅沢と言えば贅沢、
軽んじていると言えば言えなくもない行程で駆け回り、
あっちでもこっちでも神頼みし、
帰りは案の定、湾岸道路の渋滞に突っ込んで、
予定の2時間オーバーで横浜駅にたどり着いた。
 
例年、初詣が終わるとどっと疲れが出るが、
懲りずに出掛けてしまうのは、それもまた年の初めの風物詩と思っているからか。
 
どこの神様もそんなに大勢の願い事など叶えられないとは思うが、
どこかのお寺か神社で手を合わせ、
家族の無事を願い、お守りを買って、
おみくじをひく。
 
そんな日本の正月行事をひととおり済ませて、
今年も慌ただしくお正月休みが過ぎていく。

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