2016年10月15日土曜日

タンゴ ダンス・ダンス・ダンス!

 
 
 
 
 
タンゴ講座の先生ご夫妻が主宰するスタジオの15周年記念パーティが、
新横浜のHANZOYAという迎賓館で開催された。
 
プロのアルゼンチンタンゴのダンサーが8組も出演し、
立食のブッフェと飲み放題がつき、
時間も夕方4時から夜9時過ぎまでの長丁場。
 
タンゴダンスにどっぷり浸り、明け暮れるパーティだ。
 
鶴見大学の講座は年間2回のターム、それぞれ10回ずつしかないし、
45分講義を聴き、45分実技を体験するだけのタンゴレッスンなので、
丸1年経ったとはいえ、まだ、タンゴの世界の入り口にいる私だけれど、
ちょっと怖いもの見たさで覗いてみようという気になった。
 
しかも 
普段、隣で聴いている講座のメンバーの何人かが、今回はドレスに身を包み、
フォーメーションと先生とのソロを踊るという。
 
プロのダンスも興味津々だけど、
知り合いのダンスも、とても楽しみだ。
 
会場は新横浜のアリーナ裏手にある『HANZOYA』という結婚式に使われるところ。
 
7階建てで、5階がダンスフロア、3階4階が食事会場になっていた。
ひとつのフロアは30~40畳ぐらいだろうか、さほど大きくないので、
150人はいるかと思われるお客様で3階ダンスフロアはごったがえしていた。
 
運よく、講座で見かける老紳士と入口で一緒になったので、その方についていって、
ダンスフロアの脇に並んだ見やすい席を見つけて、座ることが出来た。
 
プログラムは3部構成で、
プロの先生と実力のある生徒さんとのペア、
プロ同士のペアのダンス、それぞれ数組ずつ踊る。
 
1部と2部の間、2部と3部の間にはミロンガタイムというフリーのダンスタイムが
30~45分ずつ入り、
観に来た人達も踊ることができる。
 
初めて観る本格的なアルゼンチンタンゴのダンスは、
そのキレの良さとセクシーさとダイナミズムで圧倒されてしまった。
 
とりわけ若手のプロのダンスは決め技のアクロバティックなポーズや、
リズムに乗った躍動感が素晴らしくて、
恵まれた体と若い内にタンゴと出会え、研鑽を積めたことが羨ましい。
 
もひとつ言えば、その衣装のスリットの切れ込み方がハンパなく、
踊りの振り付けや決めポーズによっては、パンティ(もちろんドレスと同色)まで見え、
鍛えた太ももが蹴り上げられる姿にドキドキする。
 
また、先生と組んで踊る実力のある生徒さんの中には、
70代とおぼしき女性もいる。
 
レースとサテンの豪華な衣装に身を包み、
たっぷりついた背中のお肉を惜しげもなくさらけ出し、明らかにお腹もご立派なのに、
30歳は年下かと思われる黒服の先生と組んで踊る様子が様になっていて、
日本人じゃないみたいな錯覚に陥った。
 
私が今から狙うなら、このパターンしか残っていないなと思いながら、
ピンヒールで軽やかに、かつ艶然と踊る女性の背中に食い込む先生の手を見ていた。
 
講座の先生ご夫妻は3部の最後におふたりで踊ったけれど、
1部2部にもスタジオに通う生徒さんや鶴見大学の講座の生徒と組んで踊られ、
いろいろなタンゴダンスの魅力があることを見せてくれた。
 
中でも講座で親しくなった友人がいつものメガネを外し、つけまつげをつけ、
ローズピンクの衣装でヒデ先生と踊ったピアソラは、
彼女の可愛くてコケティッシュな一面を見せてもらえ、楽しかった。
 
プロダンサーの到底真似できない素晴らしいダンスと、
素人も研鑽を積めば、先生と組んでここまで踊れるという見本と、
フリータイムに誘われれば、踊れるまでになった自分と、
いろいろな発見と驚きに満ちた一夜だった。
 
さて、ここから自分は何を目指して、どこへ進むのか。
フラメンコで板を踏むことの大変さとお金の苦労を思い出しながら、
それでも、もう少しタンゴを踊れるようになれたら楽しいだろうなと、
大いに刺激をもらったダンスパーティだった。
 

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