3月の上旬がこんなにしんどくなったのは
何年前からだろう。
毎年毎年2月中頃から
「今年の花粉の飛散量は例年より多い」という
気象庁の発表を聞いているような気がする。
例年とはいつのことを指すのか。
気温の例年は過去20年の平均値をとり
それより高いとか低いというらしい。
つまり、気温は20年以前だから、
平成の始めや昭和はカウントされていない。
昭和生まれの人間が
「昔は30度を超えると暑い暑いと
言ったもんだ」などというのは
はるか昔のカウント外の出来事なのだ。
それと同じで
杉花粉の飛散量も毎年更新されているとしたら
10年前などとは比べものにならないぐらい
飛んでいる気がしてならない。
今年は2月23日の春一番が吹いた日に
カチッと音がするぐらい明快に
花粉症の症状が始まった。
以後、今日までそれは止む気配は
全くない。
それどころか、雨が降ると
花粉が砕けて小さくなり、
雨上がりにブワッと飛び散り
マスクも通過するとか。
聞いただけでもクラクラする。
まるで花粉が見えるようである。
そんな状態なのに
今週は1日の日曜日から6日の金曜日まで
コピペしたかのように
朝10時からのカウンセリングが並び、
その後のカーブスかお茶のお稽古、
各種買い出しなどで出歩く毎日だった。
その間、花粉症の症状はひどくなる一方、
コンタクトレンズが使えないので
しかたなくメガネにマスク姿になり、
行く先々で
「先生、メガネだったんですね。
花粉症ですか、私もです」という会話が
デジャブのように繰り返された。
寝ていてさえもくしゃみが出るし
目は悶絶するほど痒く
目の周りをグリグリしてしまうせいで
涙の塩害と花粉のゴロゴロとで
目はバンパイヤ、瞼は二重ならぬ三重に。
この表現は去年も書いた気がして
頭がバグリそうである。
そんな辛い1週間を払拭するため
本日は新作版画の原画を
トレッシングペーパーに写し、
更に版木に転写する作業をした。
個展を見据え、
もう2点、雨だけを作品化したものを
創ろうと思っている。
いつも本摺りの途中で
ここで辞めてもいいかもと思う瞬間があると
書いたと思う。
それを実際にやってみようという訳だ。
結局、雨だけでは心細いので
ちょこっと猫がいたり、
紫陽花のシルエットが入ったりしているが、
基本、
雨だけで成立するかのトライアルである。
今日は1歩も家から出ていないので
さすがに目の痒みやくしゃみは出ていない。
体は正直にできている。
異物が混入すれば排斥しようとする。
異物の侵入を絶てば
落ち着いたもんだ。
外の風の音を聴きながら
今日1日は静かに
在宅作業にいそしむことにする。









0 件のコメント:
コメントを投稿