今週は個展に出品する作品を倉庫から出して
最終チェックし、
いつでも搬入できるように準備した。
点数としては25点。
前回の個展では28点出品したが
今回の養清堂の会場は
新しくはなったけど少し壁面の大きさが狭いので
点数も抑えめにした。
7月8月に
最後にとても小さい作品を創ろうかとも考えたが
思いもかけず入院手術騒ぎになったので
25点のままである。
作家の性格にもよるが、
会期の始まるギリギリまで制作する人は多い。
しかし、私はせっかちなので
あまり追い込まれて制作すると
ろくなことにはならないと分かっているので
早め早めに制作することにしている。
それが今回のような事態になった時、
後悔することがなかったので
一番よかったことかもしれない。
実際の搬入とセッティングの日は
8月13日だけど、
搬入業者さんは12日の夕方には取りに来る。
13日の11時、私と次女、
そして搬入業者さんは現地で落ち合い、
作品を会場に運び入れる手はずだ。
実際の個展の会期は9月1日からだが
画廊のプレオープンは8月17日からで
そこで画廊の記念展と同時開催で
私の個展も始まるため、
そこに合わせてすべての作品を搬入する。
個展はまだまだ先の話のように思っていたが
プレオープンの展示にも飾るとなると
もうすぐそこまで来ていることになる。
いざ、倉庫(家の中の額収納庫)から
25点を引きずり出し
点検したところ、
完璧に揃っているはずなのに
1点足りない。
一瞬焦り、記憶をたどると
2年前のグループ展でお買い上げいただいた
作品のことを失念していたことが判明した。
こういうことが起こるから
早め早めの準備が欠かせない。
今日はその作品に新しいマットをつけるべく
世界堂まで行ってきた。
新しい額でなくて本当によかった。
マットなら待っている間に出来あがるけど
額だと1週間以上かかる。
ましてお盆休みは工場がお休みなので
とてもヤバイことになっていた。
同じ大きさの額は他の作品が入っていたが
家にあったもので転用が効く。
さあ、25点の大小さまざまな大きさの作品。
それに、手で搬入することになっている1点。
そして『文学と版画展』に出品する1点。
混乱しないように畳のアトリエに並べ立てた。
6年前、同じように
今から搬入という状態で額を並べ、
来週から個展というタイミングで
コロナが蔓延し
緊急で自宅待機になった記憶が蘇った。
当時、小池百合子都知事が
「Stay Home」「三密」などと
キャッチフレーズを次々発表し、
銀座にひとっ子ひとりいない情景が
ニュースに流れた。
そんな時に個展なんかしても
どなたにも来ていただけない。
安倍晋三さんが緊急で配布した
「アベノマスク」は何の役にもたたないと
嘲笑の的。
あの時の2020年4月の個展は
画廊のオーナーの判断で丸1年延期され
2021年4月に開催された。
2020年にアトリエに並べた作品群に
『個展中止』という張り紙をつけ
写真に撮って
ブログにアップしたことを思い出す。
案内状はとっくに配布済みで
出来る限りの人に電話して
中止になったことを伝えたあの日。
個展の前には嵐がくる。
そんなジンクスを今回も踏襲しながらも
何とか会期が迫ってきた。
私のバディ『ミヒャエル』は
段々、我が身になじんできている。
昨日の術後検診では
血液検査も心電図もレントゲンもクリアした。
新人A医師からは
「もう外来に来なくても大丈夫」と
お墨付きをいただいた。
次にお目にかかるのは
銀座の個展会場かも。
存外、素直でいい青年医師だったので
見に来てくれるのではと期待しているところだ。
人生、何が起こるかわからない。
天災・病気・事故・出会い・別れ・運命…。
「光と影」が今回の個展のコンセプトだ。
転んでもただ起きない私の復活の日を
多くの方に見届けてほしいと願っている。

