2014年3月4日火曜日

記念切手に想いを込めて

 
 
3月22日からの個展に向け、だんだん大詰めの作業に突入してきた。
昨日は画廊に出向き、オーナーの女性と会って、搬入とセッティング
オープニングパーティの件について、詳しいことを決めてきた。
 
これで、木曜日に赤津氏の評論文付き、案内状が手元に届いたら
あとはセッセと宛名書きをして、ひと言ずつ添え書きし、
来週月曜の大安の日に投函しようと思っている。
 
注文されている案内状の枚数は1000枚。
その内、700枚が私の分で、残り150枚ずつを赤津氏とギャラリーが受け持ち
宣伝してくださることになった。
 
本当は赤津氏とギャラリーが200ずつで私は600枚の予定だったが
せっかく立派な文章を書いていただいたので、昔、展覧会に来てくださった方にも
自慢めかしく案内状を出したくなったので、
無理を聞いていただき、おふたりの分から融通してもらったのだ。
 
さて、今日は案内状が届くまでの間、案内状に貼る切手を買い求め、
準備をすることにした。
 
私の場合、個展の案内状の宛名書きはほとんど手書き、
宛名シールを使うのは同じ団体展のメンバーのみ。
更にひと言ずつ添え書きをし、サインをし、記念切手を貼ることにしている。
 
もちろん、『宛名名人』のソフトを使えば簡単だし、
添え書きなんてしなくてもインフォメーションとしては過不足ない。
また、まとめて別納にすれば切手を1枚ずつ貼る手間も省けることは分かっている。
 
しかし、いくつかの種類の記念切手を用意して、相手の顔を思い浮かべながら
お好みに合いそうな切手を貼り、
ひとこと「よろしくお願いいたします」と添えることで、
こちらの想いが届くのではと思い込んでいる。
 
私が受け取る多くの案内状にそのひと言があるか無しかで感じることを
相手にも求めている身勝手な思い込みだとは思うのだが
つい長年の習慣でそうしてしまう。
 
今回は折しも消費増税前の駆け込みで、80円で大型案内状が届けられる
最後のチャンスになった。
港南区の本局にはかなりのデザイン数の80円記念切手があったが
その中から『消防団120年』と『浮世絵シリーズ第2集』という和風の絵柄のものを
主な切手として選んだ。
 
他にもシールになっている『Disney Character』と『Winnie the Poor』と
『星座シリーズ第4集』も買ってみたが、
シールになっているから貼るのが簡単だし、絵柄は可愛いのだが
上記の2種類の美しさと格調高さには遠くおよばない。
 
『木版画作家としてはやっぱり浮世絵でしょ』とひとりで納得しながら
今日は1枚1枚粗相のないように切り離す作業をした。
 
計450枚。
郵送する分は大体このぐらいに納めて
あとは手渡しで配るつもりだ。
 
「お金のことはともかく、せめて案内状に込めた想いよ、届いておくれ」
そんな気持ちで、今週後半はシコシコ1枚ずつ宛名書きをしようと思う。
 
あ~、想像しただけで肩が凝る。
でも、やっぱり、手書きが好き。


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