2014年3月7日金曜日

評論付き案内状

 
遂に待ちに待った個展の案内状が届いた。
 
今回は美術評論家の赤津侃氏の企画展という形なので、
案内状も赤津氏がデザイン依頼をしており、
私の作品画像の右横に氏の評論文が掲載されている。

こうした形式の個展は初めてなので、当然、案内状も自分の個展でありながら
はじめて目にする新鮮な驚きがあった。

まず、サイズがA4 1/3の大きさの大判(切手は80円)で
まさかの赤い帯にでかでかと私の名前がある。

今までの個展では作品が引き立つよう、文字は黒は濃いグレーで
全体に都会的というか、落ちついた感じに仕上げている。
サイズも葉書サイズしか使ってこなかった。

それが今回は評論文が入るから大判にしたということもあるが
まさか
名前の文字が赤(といっても私の好きな杏色であるが)になってくるとは
想定外だったので、
自分の名前がにぎにぎしく踊る案内状に
少なからず面食らったというのが正直なところだ。

しかし、肝心の評論文がどんな内容なのか読んでみると
『そうか、評論家という人は人の作品をここまで深読みして、難しい言葉と
言い回しを駆使して表現してくれるものなんだ』と
これまた別の意味で驚き、感心してしまった。

本屋さんで平積みになっている多くの本の中から、客の手に取らせるためには
目立つ帯や表紙のデザインが必要だろう。
そして、
手にとって中身を読むと何やら難しい言葉ながら、
1枚の絵から人生の深淵を覗くような解説がなされ、思わず引き込まれてしまう。

まあ、そんな感じか。

絵描きはそれほど言葉にして自分の作品のコンセプトを語りはしないが
というか、言葉にしようとすると難しいのだが
経論家は作者(私)が氏に話した平易な言葉から作家の真意をくみ取って
難解な言葉に要約するという、通常の要約とはあべこべの作業をして
作品に重みを与えてくれているのかもしれない。

ここまで専門家に自分の作品を評論してもらったことがないので
なんだか照れくさいが
ここ2日間、目を真っ赤にし、右の肩胛骨を腫らして
1枚1枚に宛名を書き、添え書きをいれ、記念切手を貼って
今日、450枚ほどをポストに投函した。

あとの250枚は手渡しや他の画廊においてもらうつもりだ。

さあ、どんな反応が返ってくるのやら。
とても楽しみだ。

初日まで2週間。
作品の最終チェックとともに、
自分自身の女磨きも心がけ、
あまたの久しぶりの再会に備えたいと思う。

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