2014年11月7日金曜日

戻ってきた版画家生活

 
 
 
 
今日は暦の上では『立冬』
早くも冬の訪れである。
 
それにしては横浜は温かで、日中、ジャケットを着て外に出たら暑いぐらいだった。
 
この季節、毎年、我が絵画教室ではカレンダー用の作品が追い込みに入る。
私もカレンダーメンバーのひとりとして作品を創らなければならないのだが
今年の担当は3~4月。
 
水の流れに散った桜が漂っている様を笹舟と共に描いた作品を
夏の終わりに作画し、すでに彫り終えている。
 
今日はニューヨーク旅行でいったん途切れた版画制作の感を取り戻すため、
その小品の摺りをするところから始めることにした。
 
昨日、試し摺りをとり、ほぼほぼいい感じに彫れていたので、
多少の修正を施した後、本摺り用の和紙を湿しておいた。
 
なので、今朝は朝イチから本摺りに着手。
無事、12枚を摺り終え、スムーズに感を取り戻すことが出来た。
 
ニューヨークに行く直前まで
このカレンダーの水紋に着想を得て創っていた新作の彫りをしていたので、
間をみて、いよいよこちらの試し摺りと本摺りにも取りかかれそうだ。
 
バレエダンサーのように1日サボったら自分に分かり、
3日サボったら周囲にも分かるというほどではないが、
約1ヶ月のブランクはあんがい大きく、
小品から試して肩慣らししないと、思わぬ失敗をすることがある。
 
今回の水紋は長いこと版画を創ってきたけど
はじめて表現した題材だったので、
その彫りの出来具合に満足できるかできないかは重要事項だった。
そういう意味では、まずは一安心というところ。
 
ダンナが大阪に発って1週間。
ひとり暮らしで使い放題の自分の時間を楽しみながら
せいぜい創作に精を出そうと思う。
 
夕方、最寄り駅のデパートで
来年の手帳と新しい5年日記を買い求めた。
(年末で今の5年日記が終わるため)
 
少し吟味して、そのうち可愛い猫のカレンダーも買うつもり。
 
2014年の立冬の日に
早くも2015年の手帳と日記を手に入れ、
月日の流れの速さに驚きつつ、今年1年を回想した。
 
総持寺で豆まきしたあの日から今日まで
我が家は家族それぞれが変革の年だったなと感慨深い。
とりわけ大きな変革の真っ最中のダンナと次女が
新しい新天地にしっかり着地して活躍してほしいなと願っている。
 
さて、還暦の私はどうする。
 
個展まで半年、
ここが正念場と頑張るしかあるまい。
 
あ~ぁ、光陰矢のごとし。
しかも、秋の陽はつるべ落とし。
5時で早、真っ暗だ~。
 
ゆっくりお風呂に入って、
友人にもらったラベンダーの香りのパックしよ~っと。


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