2020年8月8日土曜日

素敵な81歳










私がここ1年ぐらいで急に親しくなったお仲間たち。
皆さん、最寄り駅の駅を挟んで反対側の
丘の上の瀟洒なマンションにお住まいだ。

その中の最高齢のSさんが81才の誕生日を迎えた。

Sさんは元幼稚園の園長先生。
7年ほど前にご主人様を亡くされ、
独り住まいの住処としてこのマンションに越していらした。

その後、自宅1階の坪庭のガーデンデザイナーOさん、
その実行部隊Tさん、
身の回りのお世話から話し相手、親友としてFさんなど、
3人の友人がSさんを取り巻いて、
親しくおつきあいなさっている。

その中に1年前から私も仲間に入れていただき、
私は主に「器担当」「料理担当」

自作の陶器をいたく気に入ってくださったSさんと
時に食事に行ったり、お宅にお邪魔したり、
我が家で陶器市を開いたりしてきた。

今回はSさんのお誕生日に合わせて、
ご自宅のリビングダイニングを改装したので、
そのお披露目もかねての
持ち寄りパーティだ。

私は先日、ようやく焼きあがった26ピースの器と、
3品の料理、その料理を盛る3点の自作の大皿を持って、
駆け付けた。

まず、そのがらりと変わった内装の大胆さにビックリ。
天井の壁紙がダークグレーの地にペイズリー柄がびっしり。
観たこともないおしゃれで個性的な壁紙だ。
照明器具はチューリップ型のレトロモダンな吊り照明。

ゴージャス、かつエレガント、
とても81才の人の好みとも思えない大胆さ。

本人曰く、
「私、人の言うこと聞かないから、
誰にもとやかく言われない今、好き勝手にしちゃったの」
クスッ!!

「まるで会員制のクラブみたいですね」というと
「そうなのよ。私の好きな人に集まっていただくサロンなの」
と、目的が人に来てもらうための場所であることを
明かした。

そのためにガーデンプランも立てて、
季節ごとに庭の花も植え替え、
四季折々に風情を楽しめるようにしたという。

そして、あまた集めた器や小物類など、
この際、相当、断捨離して、スペースを作ったから、
「萩原さんの器を
もっとジャンジャン入れられる場所を作ったのよ」と。

持っていった26ピースの器は、
「もし、お気に召したら」と前置きしたにも関わらず、
SさんとFさんが奪い合うように山分けし、
値段も訊かず言い値で引き取ってくださった。

更にFさんからは
「お取り皿10枚と箸置き10個もお願いできるかしら」と
次なる注文もいただいた。
(もちろんSさんからはすでに注文を受けた器がある)

料理の盛り皿として持っていった大皿たちにも
熱い視線が注がれたが、
大皿の作陶はいうほど簡単じゃないので、
うまくお茶を濁しつつ、
それでもいつかは作ってほしいとリクエストがきた。

ガーデンプランナーのOさんの本業は
フラワーアレンジメントの先生なので、
この日のためにアレンジしてくれた個性的な花束を
みんなでSさんにプレゼントすることができた。

本当に役者が揃ったというか、
少し足の悪いSさんをみんながカバーしつつ、
お金に糸目をつけず、好きなもの美しいもの、
好きな人に囲まれて、
あと10年ぐらい楽しく過ごせたらいいなという
Sさんの願いと夢をかなえるべく、
メンバーが集まっている。

いつのまにかそのメンバーのひとりにカウントされ、
何なら、私の料理のために
「ガスオーブンが必要なら、私、買います」とまで
言ってくれるSさんのその夢をかなえるための
バイタリティー、行動力、資金力にあこがれる。

これから、Withコロナの時代に
この会員制サロンがどんな展開を見せるのか、
そこに私もどう関わるのか分からないが、
とにかく素敵な81歳、
ますます美しい人生を謳歌してください!

0 件のコメント:

コメントを投稿