2021年8月15日日曜日

コロナ禍のカウンセリング

 






東京や神奈川のコロナ新規感染者の数が止まらない。

もはや災害級とかいって
「自分の身は自分で守れ」などと
政府の無策を棚にあげて
勝手なことを言い出している。

1年以上前からオリンピックは今夏に延期され、
7月下旬から8月にかけて行うことになったのに、
ワクチンは滞り、
やっぱりという感じで、
爆発的に患者が増えているにもかかわらず、
重症でないなら「自宅で様子をみろ」などと
危険極まりない施策に転じ、
医療体制のひっ迫から手を引く構えだ。

個人的には
危うきには近寄らずの構えではあるが、
先週は娘ファミリーや次女を実家に受け入れ、
シーパラに出かけたりもした。

長女ファミリーが帰った後には
次女とダンナと3人でお外ご飯にも1度出かけた。
金曜日の夜なのに、
お客は私達3人だけだった。

以前は混んでいて予約もとれない広東料理のお店で、
地元のレストランでは1番のお気に入りなのに、
こんな調子ではいつ潰れるかわからない。

私のカウンセリング業は
8月は借りている討議室の
新規予約ができなくなった。

7月中に予約した分は借りられるので、
完全にクローズというわけではなく、
感染対策としては、すこぶる中途半端な状態で、
横浜市の息がかかっている施設なので、
お上のいうことに逆らわずにいるということにようだ。

だから、今日のクライアントさんは
隣のデパートの中に入っている
静かなカフェでセッションを行うことにした。

デパ地下や最上階のレストラン街のカフェと違い
婦人服売り場の一角にあるので人が少なく
落ち着いて話すことが出来る。

ロイヤルコペンハーゲンのティーポットとカップで
コーヒーや紅茶が出てくるのも
いい雰囲気だ。

クライアントさんによっては
話の途中で涙があふれてきちゃったりするので、
そんな時に隣近所に人がいない方がいい。

案の定、
今日のクライアントさんも
自分の幼い時の話になり、
寂しかった子どもの頃の自分を思い出したのか、
涙が止まらなくなってしまった。

すでに何度も会っているクライアントさんで、
いつもはかなりハッキリした強い性格の人なのだが、
昨今のコロナ事情も手伝って、
自分の気持ちを吐き出す機会も相手もなく、
おりのように溜まって気持ちが
あふれ出てきているようだ。

目の前のクライアントさんだけではない。

鬱屈した感情が溜まっていて、
息苦しい人は
今、世界中にいる。

年単位で行動を制限され、
コロナに罹患する恐怖におびえ暮らすうちに
心を病む人は増えている気がする。

「ガス抜きする」という言い方があるが、
本当にストレスを溜めてばかりいると、
やがて膿のように膨れ上がり、
いつか腐敗臭を放ちながら爆発することになる。

自分にとっての「ガス抜き」の方法を探し、
上手にリセットしながら
健康な心と体を保つこと、
それが今の時代に必要なことだと思う。

それはコロナ感染のリスクを無視して
外飲みしたり、
居酒屋で飲食しながら騒ぐことではない。




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