2023年2月7日火曜日

病児のためのばぁばご飯

 













先週の火曜日の正午ごろ、
ばぁばご飯作りのため、私が娘宅に着くと、
ちょうど保育園からの呼び出しで
孫2号が発熱したから迎えに来るよう
言われたところだった。

孫2号は先週の始めから発熱したり
下がったりしていた。
インフルエンザを疑って小児科を受診すると
ただの風邪だという診断だった。

しかし、週の半ばから病状は悪化。
口の中が腫れて歯ぐきから出血、
のどが真っ赤らしく声が出ないし、
食欲もゼロ。
目尻にまでヘルペスらしき赤い発疹が。

歯医者に行って原因が分からず、
遂には大学病院にまで行く羽目に。

ちょうど今日の午前中、
トトが孫2号を連れ大学病院を受診することに
なった。
私にできることと言えば、
何か食べるものを作ることぐらいだが、
何しろ、孫2号は何も食べられないのか?

大体こういう時、素人はうどんかおじやか
ぐらいしか頭に浮かばないもので、
行きがけにうどん玉やらちくわやらを
買い込んで向かった。

しかし、大学病院から帰ったトト曰く、
冷たいもの、例えばアイスクリームとかを
食べさせてと言われたらしい。

病名は
「ウィルス性ナンチャラ口腔内ヘルペス」
峠は越えていて、
何か食べられればもうすぐ治るとのこと。

急遽、うどんを冷やしうどんにして
トトには温かいうどんで出すと、
孫2号は器用にお箸を使って
うどんばかりだがよく食べた。

具はついでに食べるぐらいだったけど、
とにかく喉が痛くて全く食べられなかった
ことを思えば、上出来上出来。
もちろんその後の
アイスクリームもペロリと平らげ、
ただし、イチゴとパイナップルは
まだ染みるらしい。

午後はトトが病児保育当番で
家でリモートで仕事しながら、
孫を寝かしつけたり、抱っこしたり。
本当に子育ては大変だ。

その間、私はキッチンに立ちっぱなしで
本日は9品作った。

孫2号のお口に合ったのは
「グラタン」のパスタだったので
うどんとパスタじゃでんぷんばっかりと
嘆かわしいけど、
何も食べられない数日間を思えば、
何でもいいから食べて頂戴と思う親心。

今日の特別メニューは
「豆まき豆とちりめんじゃこの飴がらめ」

節分の豆を大量に買い込んで
ちりめんじゃこと炒って
田作りのような飴でからめるというもの。

2月4日にスーパーに行くと
見事に消えてなくなっているので
買い損なわないよう
毎年、買いに走って作る一品。

おやつのようで、お酒にもあう
後を引く味。
孫1号も大好物みたいで
おかわりをねだっていた。
我が家にも鉢を抱え込んで食べている
おじいさんがひとりいるので、
老若男女みんな好きな味といえよう。

他には
「タラのチーズ風味フライ」の横の
「サツマイモのフライ」
こちらはフライの揚げ衣を多く作りすぎたので、
キッチンに転がっていたサツマイモを
チンしてから、衣をつけて揚げたもの。

こちらも孫1号が気に入ったらしく、
お替りをおねだりしたら、ママに
「春雨スープをピッカリンしてからね」と
言われていた。

春雨は子どもの好きな食材なので、
そこにひき肉やいろいろな野菜を入れて
スープ仕立てにして
あれこれ食べさせようという魂胆だ。

きっと2歳児も明日ぐらいから
春雨スープもいけるだろう。

他は
「厚揚げと小松菜の煮びたし」
「麻婆茄子」
「鶏むねのチーズ挟み焼」
「山芋ときゅうりとわかめの中華サラダ」
「エリンギとアスパラの肉巻き」
以上9品

今日は出社した娘だったが、
週末は病児を抱え疲労困憊だったらしく
今にも倒れそうな状態だ。

本当に仕事と子育ての両立は
毎日が戦争。
その上、子どもが病気にでもなれば
それは地獄と化すわけで…。

結局、病児はママ、ママ、ママと
泣き叫び、
何がそんなに嫌なのか
いやだ、いやだ、いやだと
反り繰り返ってわめいている。

ストレス極まった娘は
思わず、ネットで見つけたバッグをポチッと。

この週末にはママ友と飲む約束を取り交わし、
思いのたけをぶちまける作戦らしい。

そうやってストレス発散しなければ
やってらんねえ!!のはよく分かる。

まあ、まあ、上手にガス抜きしながら、
何とかこの難局を乗り切っておくれ。

ついでにばぁばも何かポチろうかな。
と、旅行のパンフを手にした。

そうだ、明日はお茶のお稽古。
しかも私がお炭点前の番だ。
座掃きなる初めてのお点前も当たっている。

もちろんドレスコードはきもの。
やはりこれがばぁばのストレス発散。
日々の暮らしに楽しみを見つけ、
エンジョイするのが一番と心得ております。








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