2023年1月29日日曜日

ひと月遅れの親族会

 







1月が誕生月のふたり





恒例、我が家の親族会が
1月末になってしまったが、
ようやく開かれた。

今回は奥沢にある小さなビストロなので、
貸し切りに。

体調不良のひとりが欠席で
出席は12人だった。

横にひと並べになって記念写真を撮ると
やはりこの人数が
お正月に我が家に集まるのは無理がある。

ということでコロナの時は2年間無しで、
昨年から、外のレストランで集まることに
なった。

昨年、初お披露目だった新婚さんは
未だおめでたの報告はなく
人数に加減はなし。

みんな等しく1歳年をとり、
老人グループは
「年々歳々、老いるスピードが速くなって
いる気がする」と嘆く。

それに比してベイビーチームの孫ふたりの
1年の成長は目覚ましく
イヤイヤ期真っただ中の2歳児が
途中で駄々をこねないか心配したが、
最後までご機嫌でいたので一安心。

老人チームというのは
ダンナの妹たちとその連れ合いをさすが、
なんだか1年経つと
確かに寄る年波が押し寄せている気が…。
事実ひとりは体調不良で欠席だ。

年齢的には私もその渦中に属するが
気持ち的にも体力的にも
そんな風に感じながら生きていないので
ちょっと驚きだ。

60を過ぎると個人差が大きいと聞くが
正にそれは日々の送り方であり、
人生観であり、
ものの捉え方であると感じる。

とはいえ、フルコースのお食事と共に
ワインは順調にグラスを重ね、
近況報告のおしゃべりは続いた。

テーブルの端と端だが
孫たちもミネストローネとパスタが
お気に召したようで
しっかり食べている様子が見える。

そして、最後のデザートは
たまたまメンバーの内2人が
1月の誕生日だったので、
バースデープレートにしてもらった。
そのうちのひとりはオートトだ。

孫1号の志帆はお手紙を書いて、
オートトにおめでとうのメッセージと共に
6月の自分のお誕生日の時は
自転車を買ってくださいと
ちゃっかりオネダリ付き。

オートトは孫たちとは同居ではないので
盆と正月と誕生日ぐらいしか会わないが
こうして小さい女の子に甘えられるのは
悪い気はしないらしく、
珍しく相好を崩して志帆に抱き着いていた。

一方、孫2号の由依の方は
まだそこまでオートトには気を許していない。
だから、ある程度距離をとっているのが
笑える。

親族会とは
こんな風にささやかな人数だけど
これが私たちの親族なんだと
確認する儀式みたいなものだが、
核家族化し、少子化している現代では
大切な行事として守るべきものだろう。

時間的には
外のレストランでは限りがあるので、
やはり大変でも長兄である我が家に
親族を招いて親族会した方がいい気もする。

今日も一番端にいた私は
若夫婦とは何も話せず終わってしまった。

もし、家に招いたなら、
私も料理をサーブしながらも
時折、座りこんで
もっとあれこれおしゃべりできただろうに。

親族といえるようになるには
お婿さんやらお嫁さんやら
他家からこのメンバーに加入した人を
どうやってひとつにまとめるか
家長の采配にかかっていると思うのだが、
なかなかうまくいかない。

某交響楽団のバイオリニストのお嫁ちゃんとは
昨日の石田組の話をしたかったが、
席が離れていたので何も話せず、
持って行った昨日のプログラムは
バッグから出すことなく家路についた。

1年に1度しか会わなければ
なかなか距離が縮まらないよね。

そんなちょっと不完全燃焼感のある
親族会だったが、
コロナ禍で会えなかったことを思うと、
これが新しい親族会の形なのかなと思う。





















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