4月12日は誕生日。
何歳かはご想像にお任せするが
かなりのお年頃なのは間違いない。
昨日の11日、
商社マンの甥っ子がニューヨーク支店に
転勤になるというので
親族が集まって壮行会が行われた。
その時に
孫1号と孫2号がバースデーカードを
作ってきてくれプレゼントしてもらった。
甥っ子のところにも双子の赤ちゃんがいて
ヴァイオリニストのママとおチビたちは
一緒にニューヨークには行かず
親子バラバラの生活が始まるという。
まだ1歳3か月の双子を
連れて行くのも地獄
日本でママひとりで世話するのも地獄。
目の前でぐずる双子を見ながら
自分がこのぐらいの年齢の娘たちを抱えて
ダンナの転勤に合わせ
香港とシンガポールに行った時のことを
思い出した。
我々の任地はアジアだったので
向こうではアマさんといって
お手伝いさんを雇うことが出来たけど
このご時世のニューヨークでは
それはままならない。
本人もニューヨークはあまりの物価高で
外食は出来ないから
その辺の屋台のバーガーか
デリカテッセンで何か買って済ませるという。
ニューヨークに行く甥っ子も
日本に残るママと双子も
これから
どちらもかわいそうなくらい大変だと思う。
自分たちはしみじみいい時代に
海外転勤を経験したと思う。
そして、その時連れていった娘達も
すっかり大人になって
その子ども達がばぁばに
バースデーカードを書くまでに時は経った。
「オーママの好きな色は何色かな」
「紫がいいんじゃない」などと
孫1号と孫2号が相談しながら
カードにピカピカ光る折り紙や
イマドキの文房具を使って
デコってくれた。
孫1号はリリアンも編んでくれ、
色はもちろん
紫と薄紫と白の3色組。
春から年長組になった孫2号は
ひらがながじょうずに書けるようになって
誇らしげだ。
双子のママも
「5歳ってこんなに大きくなって
ひらがなとかも書けちゃうんですね」と
まだ歩き出してもいない小さな我が子と比べ
とても驚いた様子だ。
親族が集まる機会も少なくなり
そうしている間に
子ども達はぐんぐん成長する。
私たちが海外転勤だなんていってた頃は
もう遥か昔のことになってしまった。
明けて12日。
誕生日当日は何事もなかったように
いつもの日曜日。
私のホリデーは「彫りデー」のことが多いが
まさに新作の彫りも佳境に入り、
版画の出来不出来を左右する
飾り彫りのパートを彫ることにした。
香港には6年近く住んでいたので
途中で幼い娘たちを連れて一時帰国し
絵具や版木の買い出しをしたことを思い出す。
香港では
当時、上の娘はキンダーガーデンに通わせて、
次女はまだ家にいた。
私が版を彫っている時
1歳児をひとりにはしておけないので
側においてひとり遊びさせていると
平気で彫刻刀に興味をもって触ろうとする。
危ないけど、取り上げずにいると
案外、ケガもせず
ママの真似をしようとしていた。
ママから
「話しかけんなよオーラ」が出ているせいか
娘はちゃんと黙って
隣で遊んでいたことを思い出した。
その娘(次女)は版画家にはならなかったが
グラフィックデザイナーになった。
もうひとりの娘(長女)の娘(孫1号)は
目下、工作が一番好きなんだそうな。
リリアンの延長線で
タペストリーでも創るようになるかも。
時は流れて
みんな確実に歳もとるけど、
まだこうして彫刻刀を握り
首やら肩やらパンパンにして
彫っていられるのは幸せなことだと思った。
とりあえず彫刻刀を置き、
今夜はフィレ肉を使ったお料理でも作って
ワインで乾杯しようかな。











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