8月半ば、
リニューアルオープンした養清堂画廊は
元はといえば、2階建ての自社ビルだった。
1階が店舗と事務所で、2階がギャラリー。
2階のギャラリーは企画展と貸し画廊としての
展覧会が混在している形だった。
しかし、リニューアルした画廊は
5階が貸し画廊
6階が店舗兼事務所なので常設展示
7階が企画展
という3層構造になった。
今回のオープン記念展は
6階と7階の両方ともを使っての企画展だ。
75名の養清堂で作品を売ってもらっている
作家による小品ばかりの展覧会。
個人的には
大学院修了時の初めての個展に始まり
これまで大きな個展はすべて
養清堂画廊で行ってきた。
しかし、企画展かというとそうではない。
初回の展覧会は
前社長による半企画展だったけど、
それ以後は海外転勤で日本を離れていたため、
以降、個展の出来そうなタイミングで
自分から会期を申し出て予約してきた。
企画と企画でないとでは
作品が売れた時の作家の取り分が全く違うし、
そもそも企画展の場合は
場所代が0円である。
銀座の画廊の場所代は
「たった1週間でそんなに?!」と思うほど
目が飛び出る額だけれど、
逆に企画展だと
そこを0円にしてもらうプレッシャーもある。
もちろん企画展を打ってもらえるのは
作家にとって名誉なことではあるけど、
そこで1点も売れないとなると
ちょっと気まずいかもしれない。
ともかく私の場合は
意図せずに日本に住んでなかったせいで
10年以上、
版画界の幽霊部員みたいになっていたので
企画を打ってもらえなくても仕方あるまい。
今回の画廊のオープン記念展では
5階に個展と同じ展示をさせてもらった上に
6階7階のオープン記念展の方にも
参加させてもらっている。
なので「ひなたぼっこ」という亀のいる小品が
あっちにもこっちにもあることになる。
それが出来るのが版画のいいところなので
お客様にもそのあたりを
楽しんでもらえたらと思う。
オープン記念展の方はなにしろ75点の作品を
6階と7階に並べているので
ひとくちにいってぎゅう詰め状態だ。
それもテイストの違うものが並ぶので
どうしても展覧会というより
販売会という印象は否めない。
しかし、逆に6階7階を見に来ている人は
「どれを買おうかな」という目で
見ているかもしれないが、
5階の展覧会はどうだろう。
今後は5階は貸し画廊の展覧会
6階は常設展示の販売会
7階はどちらかというと現代版画の企画展
色合いの異なるギャラリーが3つ
ということになるのかもしれない。
まだ始まったばかりの
新生養清堂画廊。
すでに配布されている案内状をみても
必ずしも「月曜始まり土曜終わり」でも
なさそうで、
イレギュラーな会期になっている。
そんな中、私だけ
本来1週間だけ(月から土まで)のところを
8月17日から9月12日まで
約1カ月もの展示期間をもらえたのは
とてもラッキーなことだと思う。
どうか、ひとりでも多くの方のご来訪があり
たくさんのご縁が結ばれますようにと
今は祈るばかりである。













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