2014年1月12日日曜日

デジカメ講座に求めるもの


 
月に一度のデジカメ講座の4回目に出席してきた。
6回で一応終了の予定になっていて、
「手持ちのデジカメを使って、一眼レフにも負けない本格的な写真を撮ろう!」と
いうのが、キャッチフレーズであった。
 
私としては海外旅行に出たり、ブログに写真をアップするにあたって
デジカメを今よりもう少しうまく使いこなして
いい写真を撮ってみたい
そう思って、講座に申し込んだのだが・・・。
 
始まってみると、6回で完結するはずの講座を、すでに2年も3年も受講している
生徒さんがいたり、
相当なカメラ知識とスキルを持っている方から
「ズームアップってどうやってするんですか?」なんていう人まで
受講者のレベルもスキルも本当に見事にバラバラで
これじゃ先生もだれに照準を合わせていいのか困るだろうなという状況だ。
 
今日も2時間の授業の内、1時間以上、かざぐるまをくるくる回して
シャッタースピードを変えたり、
スローシンクロというモードに変えたりして、
普通にオートでシャッターを切った時とどう写り方が違うか試すという作業をした。
 
かざぐるまを渡された誰かが、順番に息切れするまでふーふー回して
その周りを取り囲んで、みんなが何枚も何枚も写真に撮る。
撮れた写真が設定の違いによる『ブレ』なのか単なる『手ぶれ』なのか検証したり
機種やメーカーによって、同じことをしようとしても違うということを発見したり
はっきり言って
「こういうことがしたかったんじゃないのよね~」と思うようなことに
授業の大半を費やした気がする。
 
講座をとってから仲良くなった方と
「どちらかといえば、自分の作った料理とかパンとか、テーブルの上に置かれたものを
おいしそうにとか、リッチな感じや優雅な感じに撮るには
光と影の関係はどうすればいいのか、みたいなことが知りたかったわね」と
不満をぶつけ合いながら帰ってきた。
 
自分の部屋に戻ると
ちょうど西に傾きかかった光が窓から差し込んでいる。
明日着る予定の帯の上にカーテンの縞模様を映し出して、なんとも美しい。
 
 
「そうそう、こういう時、どう撮ったらもっと面白くなるのか、それを教えて欲しいのよ」
そう思うような美しい光と影がもたらす情景だった。

 
カルチャースクールや巷の何とか教室では
数え切れないおけいこ事が行われているけど
「本当にこれを知りたいと思う内容の講座に出会う」
または、
「この先生に教えてもらえて幸せという方に出会う」のは
実は難しいことなんだなと思う。
 
あと2回
この講座で何を学び得るのか
それには生徒の側も予習復習して、質問など用意し、
自分の知りたい知識を先生から引き出す
その努力が必要なのではと痛感した。
 
「求めよ、さらば与えられん」



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