2014年5月14日水曜日

おもてなし中華料理

 
 
 
本日の『なでしこの会』は久しぶりにお料理教室だった。
今年に入って、2月にケーキの作り方を行ったが、料理教室という意味では
昨年の12月以来だ。
 
今月のテーマは『おうちでつくる中華料理』
1回目の今日は「おもてなし中華」
 
お友達や親戚など人が集まっている時に中華料理をしようとすると
料理をする人は中華だとキッチンにはりついていて
アツアツを提供しなければならないので、
お客さんとの会話の輪に入ることが出来ない。
 
そこで、事前に煮込んでおけるものや、温め直せばすぐ出せるものなどを用意し
中華料理でも自分も楽しめるメニューをご紹介することにした。
 
『ポークスペアリブの黒酢煮込み』
『サーモンの中華フライ』
『酸辣湯(サンラータン)』
の3種である。
 
ポークスペアリブは八角を効かせ
1時間ほど煮込むのだが
黒酢をドボドボ入れることで、すっかりお肉も柔らかくなり
味もしっかりしみ込み、美味である。
 
サーモンのフライは洋食にならないよう、
下味の段階で中華の花山椒と桃屋のにんにくのみじん切りをまぶしつけ
衣にもパン粉と同量ぐらいの黒ごまを使うことで
香ばしさ満点、花山椒の香り豊かな一品になる。
 
酸辣湯は
酸味としてのお酢と辛味としてのこしょうとラー油がけっこうな量、入るので
お子さんが小さい生徒さん達にはなじみのない料理だったが
「おいしい、おいしい」と好評だった。
 
具材も竹の子・長ネギ・きくらげ・しいたけ・こんにゃく・鶏肉・とうふと
たくさんはいるから、栄養バランスも考えられた実だくさんスープとして
これからおうちでもトライしてほしいなと思っている。
 
今は庭の白い薔薇が咲き出し、庭にあるだけではもったいないので
幾枝も切ってきて家中に活けてみた。
 
中華料理用に景徳鎮の食器を出してみたが
お皿の空色と、ジムトンプソンの紺色のランチョンマットに
白い薔薇がマッチして
さわやかな感じのテーブルセットになった。
 
取り皿は本当は九谷焼だが
絵柄が唐子人形なので、中華つながりということで許していただくことにした。
 
まあ、中華レストランなわけじゃないから
うちでできる範囲で中華らしくなればいいと思っている。
 
そんな『おうち中華』の提案にあんがい感心してくださって、
ちょっとした工夫と、若い内からすこしずつ手がけたり集めたりのアイテムが
いろいろ引き出しを増やすというアドバイスを
「なるほど~」と受け止め、
それぞれ3品ともタッパーに詰めて帰っていった。
 
試食が始まってからの1時間半は
それぞれの近況報告や情報交換をしながらのおしゃべりタイム。
以前、香港在住時代に求めた羊城陶磁のティーセットでジャスミンティーをいれ
お菓子をつまみながら、
皆、子育てから離れ、まったりした時間を楽しんでいるのだろう。
 
主宰者側のわたしも
今日は「これが今流行のサロネーゼね」
そう内心つぶやいた。

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