2014年12月15日月曜日

年の瀬の誕生会

 
 
 
 
 
 
2014年もあと半月で終わろうという今日、
毎年のように海外旅行にご一緒している友人の計らいで、
青山のレストランで誕生日をお祝いしてもらった。
 
本当の誕生日は4月12日だから、だいぶ昔のことのように感じるが、
60才の節目の誕生日であることをずっと気にしていて、
何とか今年中にお祝いの席をとセッティングしてくれたのだ。
 
このお誘いを2週間ぐらい前にいただいた時、もしかしてと思わなくもなかったが
「サプライズ好きでプレゼント好きな私の好きでしたことだから」といって
折半の申し出はかたくなに拒まれてしまったので、
4年後、彼女が同じ誕生日を迎える時には今度は私が・・・と心に決め
今日の心づくしはありがたく受けることにした。
 
それにしても、横濱の田舎に住んでいると
こんなにステキなレストランはないと思うほど、雰囲気のあるレストランだったし、
シャンパンで乾杯し、美味しいフレンチをいただき、
おまけに名前入りの写真立てまでプレゼントにいただいてしまった。
 
今年は家族でニューヨークに行ったので、
彼女との海外旅行には行けなかったが、
来年こそはふたりで、今度はどこにする?などと話しながら、
こんなに贅沢にお祝いしてもらっていいのかとちょっと恐縮してしまう。
 
60年も生きてくると、
家族でさえこちらが騒がないと誕生日のお祝いなんてしてくれないというのに、
ずっと気に留めていて、
忙しいスケジュールの中であれこれセッティングしたり、
名入りのプレゼントを注文してくださったり、
ほんとうに感謝感激!
雨あられ。
 
「私たちが行く旅先ではいつも大量のポートレートを撮って愉しんでいるのに、
ニューヨークではダンナも娘もそんなに温かくない」という話に大笑いし、
持っていった分厚いニューヨークでの写真アルバムのページをめくりつつ、
おしゃべりはエンドレスに続いた。
 
「やっぱりどこへいっても記念写真は撮りましょ」と
今日もレストランのそこここでスタッフにふたつのカメラを渡して
大量の記念写真を撮ってもらった。
 
ふたりとも忙しい毎日の中で「本当は美容室にいってから合いたかった」と
白髪の伸びた生え際を気にしながらも
撮れた写真は嬉しい気持ちがそうさせたのか
なかなかの美しい写り具合(の気がする)。
 
友達の誕生日なんて気にもとめてもらえないのが常なのに
優しくされて幸せに満たされた1日だった。
 
高倉健さんが「人を想うことほど美しいものはないんじゃないですかね」と
何かのインタビューで言った言葉が印象に残っているが、
今日は友人の温かな想いを受け止めながら
私も人を想える人でいたいと強く思った次第である。


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