2016年6月21日火曜日

プロカメラマンによる撮影

 
 
 
 
 
1年半ぶりぐらいにプロカメラマンによる作品とプロフィールの撮影が行われた。
 
今回は13点の作品と心理カウンセラーとして使うためのプロフィール写真なので、
カメラマンH氏には埼玉県から私の自宅まで車で機材を運んで来てもらい、
アトリエとリビング両方をぶち抜き、スタジオのようにセッティングしての撮影だった。
 
まずは作品を1枚ずつ、ふすまの前に立てたボードに慎重に貼り付け、
色の階調を何度もテストして、
1点につき5~6枚ずつ撮影する。
 
額装してある作品のアクリル板を外して撮影した2点も含め、
2時間ほどの撮影時間で13点撮影終了。
 
ここまではなかなかスムーズに進んだ。
 
後半は心理カウンセラーとしてのプロフィール撮影なので、
イメージとしては「優しい先生 話易い感じ」を目指して、撮影開始。

場所はアトリエから隣のリビングに移り、
窓際のカーテンやサイドボードの上の飾り物を背景に利用することにした。
 
カメラマンのH氏は本来、人物写真が本業で、
主にはCDのジャケット写真や女優のポスター撮影などを多く手がけている。
 
なので、作品を撮っている間は丁寧かつ寡黙に作品に向き合っているが、
一旦、人物が被写体になると、俄然、おしゃべりになる。
 
時折、テレビでモデルを撮影するカメラマンとのやりとりを見かけるが、
正にあれだ。
 
「もう少し体を斜めに振って、顔だけください」とか、
「あぁ、今のはちょっと怖い先生。もっと優しく、優しく、そ~、それ!」とか、
「一旦、お顔、作り直してください」とか、言う。
 
被写体の私を上げたり下げたりしながら、欲しい表情と雰囲気へと誘導する。
 
こちらは本職のモデルではないから、顔を作り直せと言われても、
「どうしたもんじゃろのう~」という気分。
 
それでも、目力がきつくならないよう、顔をカメラ目線から一度外し、
間をおいてから、柔和な表情でカメラの方を向く。
 
「そ~、それ、いいねえ。バッチリです」の声に、
どこがよくなったのかちっとも分からないけど、
素人モデルながら、気分だけはその気になっていく。
 
怖いわ~。
あやうく勘違いするところだったわ。
 
そんな風にプロフィール写真だけでも300枚は撮っただろうか。
それをH氏は持ち帰って、ある程度粗選りし、
モデル(私)も納得した何枚かに多少の修正を加え、構図のトリミングをして、
何枚かプリントアウトもし、保存用にデータ化するという流れだ。
 
さてさて、どんな写真が出来てくるのやら。
 
以前、写真スタジオを使って、H氏にキモノ姿で600枚ほど撮ってもらった時は
いざという時には遺影に使ってほしいと思うような写真が出来てきた。
 
しかし、娘達には「いつものママとは違いすぎるから、遺影には使わないよ」と
言われてしまった。
 
今回はそういう意味では着ているものも洋装でそんなに華美ではないので、
「いつものママ」に近いものが出来てくるかも。
 
いずれにせよ、プロカメラマンによる写真はやっぱり素人写真とは違うので、
ナチュラルさは2割減、美しさは2割増しぐらいになるのではと、
今から期するところ大なのである。
 
優しいカウンセラーの先生、Come on!
目指せ、見た目年齢-15歳!


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