2017年7月6日木曜日

生後4週 課題はダイエット

 
 
 
ベイビーは早いもので、生後丸4週間を迎えた。
 
ふと気づくと、生まれたての壊れ物のようないたいけな感じは
すっかりなくなっている。
 
いつのまにか腿がむっちりしてきて、
ミルクを飲んだ後など二重アゴで満足げに唸ったり、
寝起きは盛んにオヤジのようなうなり声と共に伸びをして、
足をジタバタ蹴り上げ、
その様子はふてぶてしささえ漂わせている。
 
目がだいぶ見えてきたせいか、周囲をじっと見渡し、
ただ放っておかれると不安になるらしく、体位交換しろと要求して、大泣きする。
 
腿だけに留まらず、お腹もポンポコリンになって、
そのくせ、うんちはまだ全然上手に出せないので、
毎日のように娘はオリーブオイルで湿らせた麺棒でつっついて排便を促している。
(くせにはならないから、安心してつっついても大丈夫と産院で言われたらしい)
 
一方、娘の母乳の出は今イチのようで、
退院当初からミルクと併用で、日に何度となくミルクを与えては
ノートに飲んだ分量を書き込んでいるが、これで本当にいいのか心配のようだ。
 
どうもお乳を与える方も飲む方も上手じゃなく、
親子の(乳)飲ミュニケーションがうまくいっていないらしい。
 
私の時は母乳一辺倒でいけたので、アドバイスしたくても、参考にならない。
 
そこで、
実家に逗留して3週間と少したったところで、娘は近くの母乳相談を受けることにし、
ほぼ初めての親子外出をして、
硬く張ったお乳について相談することにした。
 
すると、助産師歴35年のベテラン助産師さんに、のっけから
「なんでもっと早く来なかったの。乳腺炎一歩手前になってるわよ」と怒られたらしい。
 
なんとお乳が緑色になっていて、
つまった乳腺からお乳がわずかに出ているらしいが、
本来あるべきお乳ではなく、
賞味期限切れのまずいお乳だったとか。
 
それを無理矢理、毎回、何十分も吸わされ、更に粉ミルクも飲んでいる内に、
ベイビーはどんどん太り、
生後3114㌘だったものが、丸4週間で4300㌘にまでなっていた。
 
助産師さんがお産の時みたいに
またしても馬乗りになってお乳をマッサージしてくれたお陰で、
娘のお乳は無事貫通し、すっかり柔らかくなって、泉のごとく溢れ出てきたそうで、
吹き出たお乳が顔に降り注いだのでビックリしたと言っていた。
 
確かに家でもベイビーの吸っている勢いと音が違う。
 
これで母乳中心にして、最小限の粉ミルクにすることで、
生後4週間にして太らせすぎとイエローカードが出されたベイビーを
ダイエットさせるらしい。
 
やれやれ・・・。
 
こうして丸4週間、ほとんど家に籠もっていた親子は、
少しずつ世の中に出ていく練習をしながら、
そろそろ実家を飛び立つ準備をはじめた。
 
今日はお宮参りの日取りを決め、
会食の場所とお宮参りのお祝い着の予約も済ませた。
 
新生児はいつのまにか乳児になり、
娘は母親1年生になり、
と、同時に、私も「オーママ」になっていく。

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