2017年12月13日水曜日

生後半年の興味

 
 
 
年の瀬になり、娘が美容室と整体に行きたいので、
ベビーシッターをして欲しいと言ってきた。
 
月初にも保育園のエントリー関連の役所仕事があるので来て欲しいと
要請があったばかり。
 
孫はちょうど生後半年を迎え、だいぶ赤ちゃんらしくなってきたので、
オーママの顔を思い出させるためというか、刷り込むためにも、
こうしたヘルプ要請には応じることにしている。
 
今回はクリスマス直前ということもあって、クリスマスプレゼントとして、
小さなハリネズミのぬいぐるみを持っていった。
 
ハリネズミのぬいぐるみは、孫の母親である長女が生後半年ぐらいの時、
香港のデパートで買い求め(香港在住だった)、
長らく気に入って側に置いていた思い出の動物というかモチーフなのだ。
 
そのぬいぐるみはお母さんハリネズミの背中に子どもハリネズミが2匹、
マジックテープでくっついており、べりベリッと剥がすことが出来た。
 
ちょうど今の孫ぐらい、お座りができるようになった長女が、
ハリネズミのお母さんとこどもを両手に振りかざして写っている写真が残っている。
 
一昨日、ソニプラの中をウロウロしていた時、ブログの写真のハリネズミを発見し、
あの時の娘が急に脳裏に浮かび、思わず手に取ってしまった。
 
店中のハリネズミを見比べ(コーナーコーナーに飾ってあった)、
1番顔の可愛い子を選び、ラッピングしてもらった。
同じように作ってあっても、ほんの少しの目の位置や鼻のとんがり具合で
可愛さが違うので、選ぶ方も真剣だ。
 
最初、生後半年でわかるかなと心配だったが、
渡してみるとふわふわな毛並みの触り心地と、お手頃な大きさがよかったようで、
ひとしきり興味深げにいじったり舐めたりしている。
 
しかし、あんなに真剣に見比べた顔にはまったく興味がないらしく、
もっぱら、脇腹についているツルツルの生地のタグが気になる様子で、
難しい顔をして見聞し、舐め回し、
遂には写真のように自分がハリネズミみたいな恰好になってしまった。
 
娘が出掛けている間の出来事なので、
いつバウンサー(椅子)から転げ落ちるかも知れないという危うい姿勢の孫を
左手でカバーしながら、動画を撮ったり写真に収めたり・・・。
 
今日という日は2度とこないからと、今を切り取ることに夢中になった。
 
他に現在、孫の興味のあるものといえば、
始まって約1ヶ月の離乳食がある。
 
まだ、お粥と野菜スープとスリスリリンゴとバナナぐらいのものだが、
何と言っても気に入ったのは安納芋の焼き芋だというから、さすが女子である。
 
スリスリリンゴは口に入れた途端、酸っぱい表情になって、
食べたい気持ちと酸っぱさの両方で複雑な顔をするが、
その点、安納芋は甘いので「もっとくれ~」のお口になる。
 
女の子なので、いちいち泣いたり騒いだりしないので、
いろいろ試す大人の方も実験みたいな気持ちで、面白がって取り組める。
 
長女の時は食が細くて細くてとても苦労したので、
何とか孫は好きなものをたくさん覚えて、モリモリ食べる子であって欲しい。
 
見ていると30数年前の子育ての思い出がよみがえるが、
今はちょっと客観的というか他人事として楽しむことが出来る。
 
こうして世代交代の営みが繰り返されることに感慨を覚えるとともに、
当時のことはほとんど忘れているので、
新鮮な気持ちで生後半年とはこんなだったかと観察している自分がいる。
 
月末には今度は実家に泊まりがけで来るというから、
何を食べさせたら食べてくれるだろうとワクワクする。
 
そう、
ハリネズミみたいな小動物志帆に興味津々なのは、
何を隠そうオーママの方なのである。
 

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