2018年3月31日土曜日

パティシエ学校の講師会

 
 
 
 
今日は4月から9月まで、週に1回、
非常勤講師として通っているパティシエ養成学校の
講師会があった。
 
私が教えているのは「就職対策講座」だが、
パティシエ(和菓子職人、パン職人)養成学校なので、
他の講師や専任の先生達は、
もちろん「ケーキやパン、和菓子の作り方」「栄養学」「衛生学」「販売学」
「商品開発」「経営学」「ラッピング」等々、多岐にわたって教えている。
 
講師会はそんな普段はお目にかからない先生方が一堂に会し、
まずは校長先生から、昨今の学生の様子や、少子化問題、学校の運営状況に
ついてお話しを伺い、
徐々に細かい講師規定やら授業カリキュラムについての説明がなされる。
 
このパティシエ学校は横浜にあるが、
姉妹校というか、先に設立されている調理師養成学校もあり、
講師会はその調理師養成学校である蒲田校で行われた。
 
2校分の教職員と非常勤職員が集まっているので、
年に1回、学校関係者が勢揃いしたことになる。
 
そこで初めて、
卒業式にはいらした何人かの教職員が辞められたことを知ってビックリし、
逆に、新入社員も何人か採用されていて、お披露目の会という意味合いもある。
 
現在はこうした専門学校も少子化の影響を受け、
年々、経営が難しくなっているらしく、
学生の確保と先生の確保の両方がうまくいっていないみたいだ。
 
毎年のことだが、3月31日のこの時点で、
決まっていないことや穴のあいた部分があるみたいで、
内部事情はだいぶバタバタしている様子だ。
 
同じ曜日で授業をしている顔なじみの先生と、
「W先生、卒業式の時、けぶりも見せなかったけど、お辞めになったんですね」とか、
「新人の教務のあの方、頼りなさそうだけど大丈夫かしら」などと噂話をしながら、
今年度も同じ曜日に割り振られたことを確かめ、安堵した。
 
講師会の何よりの楽しみは、分科会の後の懇親会に出されるお料理だ。
 
何しろ、調理師学校とパティシエ学校なので、
それぞれの先生が腕をふるって作ったお料理が皆、力作で、
美しいし、美味しいのだ。
 
卒業式の後の謝恩会のお料理が、芝の東京プリンスだったのだが、
それはそれはお粗末なものだったので、
謝恩会の仇討ちのような気分で、いずれの先生方も、
ズンズンお目当てのお料理やスイーツに突進した。
 
私も「和風ピクルス」「季節野菜のお寿司3種盛り」を手始めに、
「5種類のお肉料理」「フォアグラ入りキノコスープ」「ティラミス」「月うさぎ」などなど、
ここに書ききれないほど、次から次へと制覇した。
 
完全に食べすぎだと思うが、
いずれもとても美味しくて、見逃すことが出来なかった。
 
いつもは他の先生の授業内容や、先生としての実力など知るよしもないが、
専任の先生方の作品=お料理は一流だということを感じるのが、
この講師会である。
 
奇妙なご縁で、しかも専門外の「就職対策講座」などという講座を受け持って
早7年、
いつの間にか非常勤講師の一員として定着したようである。
 
今年も4月27日から、私の受け持ちの授業が始まる。

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