2018年7月26日木曜日

猛暑の京都旅 2日目

 
 
 
 
 

 
 
 
 
京都旅、2日目も気温は38度超え。
 
「もはやこれは災害」とニュースで発表されたとか・・・。
東京や横浜でも37度を記録したということなので、
とにかく旅程は無理をせず、寺社巡りやショッピングなどの外歩きは厳選し、
屋内にいられる時間をなるべく多く確保することにした。
 
まずは起き抜けにメークだけして、地下鉄に乗り、烏丸御池の駅でおりて、
イノダコーヒーの本店でモーニング(朝食)。
 
40年ほど前、大学の古美術研修旅行の折に、
教授に連れられ来た時と寸分も変わらない様子の店内にビックリ。
まるでタイムスリップしたようだ。
 
今回は奥の部屋の窓際に席を確保できたので、
娘は「京都の朝」というモーニングのセット、
私は「京野菜のモーニングセット」を注文し、
SNS映えしそうな写真を撮ったりして、ゆっくりした朝のひとときを過ごした。
 
相変わらずオリジナルコーヒー「アラビアの真珠」はコクと香りが素晴らしく、
ロゴ入りのコーヒーカップも懐かしかった。
 
その後は11時に予約した甘春堂東店での「和菓子作り体験」。
 
同じ回に予約していたのは20名ほどだが、3分の2ぐらいが中国人客なのには
いささかビックリ。
京都の至るところに中国人はいて、
特に街に溢れかえっている浴衣姿の人は、
ほとんどが中国の人ではないかと思われる。
 
和菓子作り体験では3種類の生菓子と1種類の型抜きの干菓子を作成。
生菓子は「ほうずき」「朝顔」「つゆくさ」といずれも夏らしいお題。
 
最後の「つゆくさ」はきんとんといって、繊細な細いお箸で
餡の回りに生地を飾り付けるため、崩れやすく、持ち歩くことが出来ないので、
お抹茶と共に出来たてをその場でいただくというシステムだ。
 
あとの3種類は箱に入れて、おみやげ用にお持ち帰りが出来る。
これでレクチャー代も含めて2,160円はなかなかリーズナブルだ。
 
2日目の行程、ここまでは屋内ばかりだったが、ここからはいよいよ屋外へ。
日差しも気温も絶好調の夏の京都に、意を決して繰り出すことにした。
 
まずは世界遺産『三十三間堂』
 
中は写真撮影禁止なので、
その1000体の千手観音像が居並ぶ壮観な様子はお見せできないが、
一体一体表情も顔つきも違っていて、
静かに眺めていると誰かに似ているような気もしてくる。
 
そして、千手観音像の中央には湛慶作の国宝・本尊千手観音像、
前列には同じく国宝の風神・雷神像、国宝の28部衆像がずらり。
 
こんなに国宝が間近にぞろぞろ観られるところも、なかなか無い。
 
しかも、写真撮影禁止だからか、お客さんはまばらで静かに見学出来る。
 
午後はミーハーにも近くの清水寺(2020年まで修復中)と二年坂三寧坂。
電車に乗って足を延ばして伏見稲荷にいってきた。
 
SNS映えする赤い鳥居が美しい伏見稲荷、
外人客の選ぶ人気NO1スポットだそうで、
ここは中国人に限らず、とにかく外人が多かった。
 
私達もふたり共青いワンピース姿だったので、赤い鳥居とのコントラストもバッチリ、
写真を撮りまくり、これはこれで楽しかった。
 
夕飯は町屋を改装して作られた創作フレンチのお店で、
京都に来たときには必ず寄るレストラン「O・MO・YA」本店へ。
早めの時間に入店して2時間たっぷり舌鼓を打ち、満足満足。
 
1日目の川床料理も美味しかったけど、コスパは大事なので、
その点では優秀なオススメのお店である。
 
そして、2日目最後は宵山・後祭ウォーキング。
街の所定の場所に停車している7基の山鉾。
提灯の灯が灯り、所属する山鉾の町内会の人々が浴衣姿で行き交い、
子ども達が数え歌のような歌を甲高い声で歌っている。
 
古くからのその家の宝物である屏風や絨毯などを公開している家もある。
そぞろ歩きの客達は窓越しにそれらを覗いたり、
和小物のお店に立ち寄ったりしながら、
7基の山鉾を観に、街を練り歩く。
 
ここへ来て、ようやくこの旅の目的、祇園祭を間近で感じることが出来た。
 
しかし、ふと気づくと足はまさに棒のよう。
 
楽しい旅行も暑さと歩きすぎで、難行苦行の体をなしてきた。
3日目はどうなるのやら。
起きた時の気分次第で決めようと、
ふたりはホテルのベッドになだれ込んだのであった。

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