2019年11月13日水曜日

Dancing Night

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いつもはすこぶる真面目に生きている5人が、
とある居酒屋が主宰するライブで、
飲んで、食べて
おしゃべりして、踊るという一夜を過ごした。
 
まあ、人はだいたい日常は真面目に過ごしているのだが、
時にはこうして羽目を外して
遊ぶことも必要だ。
 
元はといえば、
「子育て支援」で関わっている団体のメンバーのひとりを介して、
私以外の4人のグループの
お仲間に加えてもらったという形だ。
 
職業も年齢もバラバラだが、
今は介護系の傾聴ボランティアをしていたり、
家事介護の支援をしていたり、
元幼稚園の園長先生だったりと、
フラワーアレンジメントの先生以外は
介護・カウンセリングつながりと言えよう。
 
同じマンションにお住まいの3人が
マンションガーデンや個人の坪庭の庭造りを通して知り合い、
別のルートで他のひとりと
私もつながった。
 
そして、いずれも
「人の一番の財産は人」
「出逢いを大切に」を
モットーに暮らしている。
 
そんな5人が年に6回のこの夜会の日に集った。
 
私とフラワーアレンジメントの先生だけが初対面だったが、
すぐに打ち解け、
シンガポールに住んでいたことがあるという共通項も見つかり、
話は大いに盛り上がった。
 
この居酒屋には4~5度ほど来たことがあるが、
古民家から移築したらしい古材をふんだんに使った内装で、
料理が美味しく、
特に最後の〆のお蕎麦が絶品だ。
 
働いている若い子達もテキパキして、
ここで働いていることを楽しんでいることが伝わって来るような
活気溢れるお店だ。
 
女将さんは吉田羊に似ているという触れ込みだったが、
そこは賛同しかねたが、
確かに感じのいい女将さんで、
お得意さんとして接客してくれている。
 
前回の「ライヴ」は「ジャズナイト」だったと聞き、
ジャズの名曲に合わせて踊ったというので、
「是非、次は誘って」とお願いして迎えた夜だった。
 
しかし、夕べは黒人シンガーふたりだけがアーティストで、
楽器の生演奏はなく、
American POPSやバラードのスタンダードナンバーを歌い、
お客さんが次々席を立って
踊りの中に加わるという形だった。
 
同行のひとりは前回もノリノリで踊ったという話は聞いていたし、
私をこの会に誘ってくれた男性も
「曲に合わせてリズムを刻むくらいですよ」といいつつ、
まんざらでもない様子だった。
 
ライヴは3回に分け行われ、
最初は聴いているだけだったお客さんの中から、
一緒のフロアで踊る人が出始めると、
次々、踊りに加わる人が増え、
しまいには立錐の余地もないほどに混み合い、
知人もそうでない人も一緒になって
踊り明かした。
 
何を隠そう、最初に席を立って踊り出したのは、
私と踊り好きのKさんで、
お互い「行こうよ行こうよ」と、こづきあいながら席を立つと
後はもう止まらない。
 
次に唯一の男性Tさんも踊りに加わり、
思いがけない激しさとノリノリ具合で、
みんなを湧かせた。
 
結局、おみ足の悪い元園長先生も踊り出し、
写真撮影係だったAさんも引っ張り込んで、
完全な「青春 Play Back」の状態に。
 
ジュリアナ世代のふたりはもちろん、
ジュリアナ一歩手前の私も、
曲がかかると自然に体がリズムを刻み、
フロアに立ってしまうと、
何かが完全に外れた音がする。
 
こんな風にいつもは全く見ない表情と笑いと
激しい踊りのステップが、
非日常からトリップさせ、
心身共に、開放感に満たされる。
 
酔って踊るとこんなに息が切れ、
しんどいものかと痛感したが、
こんな気分は久しぶり。
 
次は2月18日だと知って、
速攻、予約し、
またこのメンバーでの再会を約束した。
 
お正月より待ち遠しい「居酒屋ライヴ」の
クレイジーナイトであった。
 
 
 

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