2020年5月5日火曜日

マーマレードとショコラ・オランジェ











ゴールデンウィークの恒例行事、
「マーマレード」と「ショコラ・オランジェ」作りを決行。

2日の夕方から、次女がお車付きで実家に帰省した。
今年は外食も行楽もままならないので、
じっくりキッチンに閉じこもり、
弓削瓢柑(ゆげひょうかん)と取り組むことになった。

松山のミカン農家のSさんからは
「こんな時なので、今年もこれで遊んでください」という
メッセージ付きで、
5㎏箱にぎっしり詰め込まれた弓削瓢柑が届いていた。

この種のおミカンは横浜では見かけたことがない。
味はグレープフルーツのホワイトみたいな感じで、
さっぱり薄味、
皮が厚めなので、そのまま果実を食べるというより、
皮を煮てマーマレードを作るなどに適している。

3年前にクロアチア旅行の折にご一緒したSさんご夫婦。
4月には個展にも来てくださろうとして、
飛行機のチケットやホテルの予約までしてくださった。
(結局、コロナでキャンセルになってしまったけど…)

そんなご縁を大切にしようと、
今年も送られたきた弓削瓢柑と取り組む2日間だった。

今年は10㎏箱ではなく、5㎏箱だったので、
ちょうど半分をマーマレード、
もう半分をショコラ・オランジェにすることにし、
1回ですべて使い切る作戦だ。

なにしろ、そんなに作っても
誰にも会うな、どこにも出歩くなでは、
配る相手もいないのだから、
家族ともう幾人かで消費できる量を生産せねば…。

3日の午前10時に作業開始。
お昼ご飯を挟んで、
午後は再放送の~JIN・仁~を横目に
煮詰めること数時間。
午後5時までにマーマレードと
ショコラ・オランジェのミカンを煮るという作業が終了。

マーマレード用に1年かけてためたビン類がたくさんあったが、
ビン9個分のマーマレードが出来上がった。

ショコラ・オランジェはここから乾燥というパートに入るため、
お盆3枚に丁寧に1本ずつ並べ、
1日目の工程を終えた。

4日は朝から雨で、湿度が高かったせいか、
オランジェが全然乾燥しておらず、ショック。
1年目はあまり何も考えずにうまくいったのは
単なるビギナーズラックか?

ネット検索の末、
120度のオーブンに入れ、40分ずつ、
3回に分け、乾燥させ、
ようやく思う固さに仕上がった。

2日連続でお菓子作りはなかなかしんどい。
毎年恒例とはいえ、
毎回、「こんなにめんどくさかったっけ?」と思う。

それでも無事にチョコレートを湯煎して溶かし、
乾燥させたオランジェの
4分の3ぐらいの本数にチョコがけをした。

その作業の合間にも3度の食事は作らねばならないわけで、
人間って、生きるって、本当に大変だ。

まあ、次女とふたりキッチンに籠って
おしゃべりしながら作業するのは楽しいので
これはこれでいいのだが…。

そんなこんなで
今年は名付けて「コロナ・マーマレード」と
「コロナ・オランジェ」の出来上がり。

案の定、緊急事態宣言も延長されたし、
「新しい生活=スマートライフ」??とか言われてもなぁ。

少しずつ日常を取り戻しながら、
感染予防に気をつけようと思った
ゴールデンウィーク終盤であった。

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