2022年2月22日火曜日

映画鑑賞『WEST SIDE STORY』

 



カウンセリングの終了時間といい感じにつながったので
映画「WEST SIDE STORY」を
観てきた。

私の中で「WEST SIDE STORY」といえば、
1961年の「ウエストサイド物語」になるが、
その完全リメイク版。

名匠スピルバーグが手がけているが、
俳優陣は全くもって知らない人ばかり。

物語はNYのマンハッタンの西、
移民の街ではヨーロッパ系と
プエルトリコ系の移民が対立していた。

ポーランド系のグループ・ジェッツと
プエルトリコ系のグループ・シャークスも
そのひとつ。

現代版ロミオとジュリエットと言われるゆえんは、
その対立するグループの元リーダーが
今のシャークスのリーダーの妹と
恋に落ちるというお話だからだ。

私の記憶に鮮明なのは、
そのシャークスのリーダーを
ジョージ・チャキリスが演じ、
キレのいいダンスシーンがポスターになっていたこと。

主役のマリアを
ナタリー・ウッドが演じ、
プエルトリコ人なのに白人丸出しの顔立ちで、
違和感を覚えたけれど、
ジュリエット的清らかさは印象的だったこと。

それに比べると
今回の映画は知らない俳優陣すべてが
プエルトリカンはブラウンの肌で濃い顔立ちだし、
ポーランド系はアメリカンとはちがう
ヨーロッパ系移民の顔立ちをしている。

当時(1961年)
幼児の私が映画をオンタイムで観たはずはなく、
その後、ミュージカルでも観たことがないのに、
なぜか、どの曲もそのまま歌えるのではないかと
思うほど、耳になじみがある
名曲ばかりだった。

当時は主役ふたりの歌声は吹き替えだったらしいが
今回はそのまま歌声は当人のものなのか?
その辺は分からないが、
とにかくこの映画に出てくる恋人ふたりの歌と
対立するグループのダンスシーンは出色の出来だ。

映画館の観客はというと
全体に高齢者の部類に属する方が多く、
きっと私同様、
昔の映画のあの感動よ再びという思いで
観に来ていると感じた。

物語は1950年代後半のNYだから、
60年以上も経って
アメリカはどう変わったのか、
変わっていないのか、
そんな視点で観るのも一興である。

先日、小学生が選ぶ「泣ける昭和歌謡20選」なる
番組をやっていたが、
日本でもアメリカでも昭和というか
1960~1980年あたりの音楽や映像は
なんか心に染みるな~と思う。

それは小学生でも感じるんだから、
当時を生きたおばさんに
より刺さるのは当然だ。

そんな想いを再確認した
「WEST SIDE STORY」であった。





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