2022年6月19日日曜日

千客万来の千秋楽

 










紫陽花展も今日が最終日。
火水、土日と4日間当番として
ギャラリーに詰めていたが、
お客様のご来訪にはずいぶん波があった。

14日火曜日の11時、
埼玉の所沢から駆けつけてくれたママ友Sさん、
陶芸教室のYさん、
お茶のお稽古のKさんと立て続けに
来てくださり、嬉しい悲鳴。

それぞれが違うステージでのお友達なので、
一緒にお話しすると失礼があるかしらと
右往左往。

その後もご近所のコンサートやご飯を共にしつつ、
私の器のファンでもある3人組。
元の絵画教室の生徒さんなど、
私が八方美人におつきあいしている方が
次々に来てくださった。

それに比べ、15日と18日は
「在廊予定です」と書いたにも関わらず、
カーカー閑古鳥。

そして、いよいよ最終日の今日。

朝、11時前に画廊に着くと、すでに人影が…。
陶芸工房で知り合って間がない男性と女性が、
陶芸工房の先生が意識している萩原は
どんな作品を創るのだろうと
興味をもってくださった様子で、
初めてのご来訪。

このおふたりは工房の先生の元生徒さん。
当時、同じ高校の同級生だったとか。

彼らにとっての怖い先生に、
平気で意見する私に
興味津々という感じだった。

おふたりに
ギャラリーで作品の説明などに追われている内に
次は我が親族ご一行様の到着。

長女一家4人と次女がにぎやかにやってきた。

紫陽花展のメンバーには
孫1号の志帆の誕生の時から心配してもらい、
毎年、当人たちもギャラリーに来ているので、
他のメンバーもその成長を喜んでくれている。

「ほらほら、萩原さんのご一行様、到着よ」と
関内から歩いている姿を発見して、
知らせてくれる。

今回はすっかりお姉ちゃんらしくなった志帆と、
ぷっくぷくの由依は
笑いを誘いつつ、ギャラリーの空気を
一気にかっさらっていく。

そこへ、今度は40年来の昔の友人登場。
初めての海外転勤の任地でご一緒し、
共に同時期に子どもができ、
一喜一憂した戦友のようなふたり。

今は二人とも介護に明け暮れる日々の中、
それぞれ遠方から駆けつけてくれた。

そして、
嵐のように親族と旧知のご一行が過ぎ去り、
今度はパティシエ学校の講師仲間の女性が
初めてのご来訪。

今まで、学校の中でご一緒しても、
プライベートな話にはならなかった方だが、
教えている科目が
シュガークラフトなので、
創作系のものには興味がある様子で、
とても感激したといいつつ、
会場中の作品を丁寧に観てくださった。

そして、極め付きはご夫婦そろって
着物でご来訪の陶芸教室の仲間Aさん。

最初は奥さんひとりで見えるはずが、
ダンナさんもひとつ用事を済ませて、
着物姿ではせ参じてくれた。

おふたりは元学校の先生同士なので、
教師とはかくあるべきという信念の元、
5月に終わった陶芸展について、
陶芸工房の先生と陶芸展の運営の仕方の話で
大いに盛り上がった。

そして、思いがけず、
最後は小品をお買い上げ。
玄関の一番目立つところに
飾ってくださるという。

千秋楽の展示は午後4時でおしまいで、
店じまいになるのだが、
その時間を待って、お買い上げの小品は
壁から外し、そのままお持ち帰りいただいた。

今日は1日、
40年来の古い友人から親族、
初めて来てくださった友人達と、
着物姿のご夫婦と
実にバラエティに富んだメンバーが
訪ねて来てくれた。

かくして無事に2022年度の紫陽花展も終わり、
壁の作品は各自、運送の業者さんに
手渡され、家路についた。

それなりに忙しくて、楽しくて、
ちょっと疲れたグループ展が閉幕し、
また、1年後の契約書を手に、
来年への制作の決意を新たにした。

紫陽花展という
誰かひとりが前に出ることなく、
かといって馴れ合いにもならず、
程よい距離感で切磋琢磨できる仲間を得て、
本当に良かったと再確認した。












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