2022年6月4日土曜日

陶芸展での注文生産

 









陶芸の展示会『卓』が無事終了し、
今日は直後の作陶日。

きっとすべてを出し尽くし、
腑抜けのようになって、
作陶意欲もないだろうと踏んでいたが、
そんな悠長なことを言っていられなくなった。

陶芸展に来てくださった友人3人から、
器の注文をいただき、
急ぎ、作陶しなければいけなくなったのだ。

「いつでもいいのよ」と言われても、
普通にしてたら月に2度しかない作陶日。
釉薬をかけられるのは
更に3月に1度ともなれば、
次回の釉薬をかけられる日に合わせて
作陶するしかない。
(釉がけ予定日は7月2日)

注文いただいたのは、
取り皿5枚を2組
取り小鉢5個
三色かけ分けの小鉢2個
蓋物の小物入れ
白い大皿

すでに手元にあるもので
お譲りできるのは
三色かけ分けの小鉢2個と
取り皿5枚だけ。

蓋物の小物入れと
白い大皿は
「それはアート作品なので非売品に
しようかと思って…。」と
やんわりお断りしたのに、
「いつでもいいのでゆっくり創って」と
まるで金に糸目はつけないといった勢いで
有無を言わさず創ることになってしまった。

実は蓋物と大皿は
作陶の難易度が高く、
もちろん型があるわけでもないし、
創れば必ず最後まで首尾よく焼きあがる
というものでもない。

同じものを創ろうと思っても、
途中でひびが入ったり、
歪んだりするリスクが大きいので、
そうなると1点物のその作品を手放すことになる。

今日はそんなリスキーな作品には取り掛からず、
すでに作陶し、
底の削りが必要だった植木鉢3組と、
取り皿5枚を創った。

本日の他のメンバー3人は
展覧会後の虚脱状態で、
ちんたら作陶組なので、
どうもテンションがかみ合わないが、
かまわず黙々と粛々と
作業するしかない。

できれば取り小鉢まで取り掛かりたかったが、
全然時間が足りず、
しかもお目当ての「特コシ」と呼ばれる土が
最後の1個しかなかったので、
それでできるものを創るしかない。

結局、来週の土曜日、
追加の作陶を申し込み、本日の作業が終了。

肩ばかり凝って
思うほどはかどらなかった1日である。

5月は作陶展、
6月は紫陽花展と、
展示が毎月続くと何かと忙しい。

帰りがけ、
陶芸の先生や、ちんたら作陶組に
紫陽花展のDMを渡し、
来ていただけるよう、ご案内した。

コロナで間延びした展覧会も
そろそろ正常運転再開となり、
梅雨入りと共に
次なる展覧会が始まる。
いざ!

















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