2023年12月21日木曜日

着物でベロベロ忘年会

 










いよいよ2023年もあと10日。

昨日はお茶の今年最後のお稽古だった。
お稽古の後は、
毎年恒例の水曜日組の忘年会。

ひとり欠席だったので、
先生と社中のメンバー3人の合計4人が
着物姿のまま、
北鎌倉のブラッセリー航に移動した。

昨年も同じレストランだったが、
今年はお引越しをしたらしく
誰もわからないような北鎌倉の住宅地の中、
古民家を改装して再開したという。

お料理はプリフィックススタイルのコースで
フレンチともイタリアンともつかない、
鎌倉野菜がふんだんに使われた
和モダンテイストも加わったオリジナル料理。

水曜日組の4人は
先生と私は極普通の酒量だが
他のふたりは底なしをいってもいいほどの
大酒豪なので、
コースの料理もほどほどに
とにかくグラスが空くことがない。

まずはとても美味なるシャンパンで乾杯し、
2023年のメインイベントだった
12月3日のお茶会の労をねぎらい、
その時の話で盛り上がった。

思えば、今年は先生の喜寿のお祝い茶会も
社中のみんなで開催したのだが、
何だかはるか昔のようで、
話題はもっぱら直近のお茶会の話や
今後の数江邸のゆくえに関する来年の抱負など
人が聴けばお茶の専門的なお話が続いた。

人が聴けばというのは
話の高尚な内容とは別次元で
シャンパングラスとビールグラスと
ワイングラスにはひっきりなしに
お酒が注がれるので、
お店のスタッフやお客さんは驚いたに違いない。

当然、声は大きくなるし、
態度はデカくなるし、
私達の声が店中に轟きわたり、
ご迷惑をおかけしたかもしれない。

着物姿のご婦人方の酒盛りは延々と続き、
楽しい時間はあっという間に過ぎて、
結局はひとり完全に出来上がって
タクシーを呼んで散会するに至った。

つい数時間前までは
お茶室で「台飾り」と「茶筅飾り」
「仕組点」と「組み合わせ点」を
それぞれが受け持ち、
どんな違いがあって何の目的で行うのかなど
実に真面目にお稽古に取り組んでいたのだが、
スイッチの切り替えがみんな凄すぎる。

コース料理が進むにつれ
何度となく
「この先生に巡り合ってよかった」
「この水曜日組のメンバーでよかった」と
お茶を通して偶然出会ったご縁を歓び、
1年が締めくくられた。

忘年会もコロナを経て
すっかり数が少なくなってしまったが、
こうして1年の出来事を振り返り、
お互いの「無事」を確かめ、
祝杯をあげて労をねぎらうことの大切さを
実感した。

お茶室のお軸には
「今年も無事 目出度く千秋楽」とあった。

あと10日。
みんな風邪などひかないように気を付けて
無事に千秋楽が迎えられますように‼














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