2023年12月4日月曜日

数江邸のひょうたん 続編

 


















本日、新たにお茶会の写真が送られてきた。
プロのカメラマンにお願いしていた
取材写真だ。

その中に、昨日お見せできなかった
ひょうたんアイテムがいくつかあったので、
続編としてご紹介することにする。

主菓子に使われた半生菓子は
「からこま」と銘うたれた
ひょうたんの上に鮎がのっているもの。

1席10名のお客様に
数江家で使われていた4段の重箱を
菓子器として使用し、供された。

鮎は水屋でお席の始まる直前に
1匹ずつ貼り付けた苦心の作。

お干菓子の黄色い「ひさご」は
昨日のブログにも間に合ったが、
写真のように2服目の点て出しのお薄と共に
出されたもの。

ひょうたんの柄のお茶碗は
小間席の三客さんに出されたお茶碗で
絵は数江瓢鮎子氏自らが描いて
鮎のサインが入っている。

そして、最後のひょうたんの形の卵焼きは
柿傳の調理場で出来あがった時の写真で
この後、
お弁当の折の中にひとつずつ並べられた。

最後の写真が
柿傳の高級お弁当の出来上がり図。
なんと、よく見ると
瓢鮎子のなまず(鮎と書くが鯰のこと)に
ちなんで鮎の甘露煮もいる。
(私は現地で掻き込んでしまったので
鮎だとは気づかず…)

また、お客様が覗き込んでいるお軸は
大綱和尚の筆による
ひょうたん図

詩は
「うかうかとくらすようでも瓢たんは
むねのあたりに〆くくりあり」
とある。
(卵のひょうたんにも〆くくりの焼印あり)

こんな風に随所に数江瓢鮎子氏の
ひょうたんにあやかったアイテムを使用し、
ユーモアと偲ぶ気持ちを表現したことが
お客様にも伝わり、
大いに喜んでいただけたので
本当に功を奏した趣向であったと思う。

お社中のメンバーの集合写真も
裏方のスナップショットも
いずれもいい顔で写っている。

忙しいし、大変だし、本当に疲れたけど、
達成感に満ちた顔が
すべてを物語っている。




























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