11月三連休の中日。
本当なら、11月3日は晴れの特異日ということで
孫の七五三が予定されていた。
しかし、今年は台風の影響で
午前中まで雨の予報。
4人が着物で出かけようというのに
雨は困るので、
数日前にやむなく11月4日に延期することに。
お陰で例年どおり
11月3日のパティシエ学校の学園祭に
行くことが出来た。
毎年、
一緒に行っているラッピングを教えている
T先生に「行けることになった」と連絡し、
校門前に10時集合。
お天気は昨日の雨はどこにいったかというほど
雲ひとつない上天気。
やはり11月3日は晴れの特異日だ。
私は学校の前に開門10分ほど前に着いたが
来場者の長蛇の列は建物の脇で曲がって
更に裏手の建物も過ぎ、
川べりの道にまで続いていた。
過去最高の長蛇の列だと思うが、
途中で同行の友人に呼び止められ
ちょっと失礼の横入り。
まずはいきなりレストランでお食事というのが
例年のコースだ。
学園祭の中身は
メインのレストランのお食事の他
いかにも学園祭という調理室などを使った
食事処やカフェ。
学生の創った作品展示。
そして、学生の作ったパンやケーキ、
和菓子の販売ブースの3部門に
大きく分かれている。
毎年、学園祭に通った結果、
スムーズにいく順序として、
席数に限りのあるレストランで
まずはコースのお食事をしてしまって、
次にエレベーターで最上階まで行き、
階段で降りつつ
見学したり、買い物したりするのが
効率がいいということが判った。
結果、お腹いっぱいいただいたすぐ後に
練り切りとお抹茶をいただくという
かなりの高カロリーコースになってしまうが、
これも食べはぐらない、
買い損ねないための苦肉の策だ。
途中、
9月まで教えていた2年生の学生の何人かが
顔を見て、声をかけてくれた。
就職対策講座の非常勤講師としては
就職がまだ決まっていない学生に
「どう、その後就職決まった?」
と聞きたいところだが
学園祭は作品発表と食事提供がメインなので
野暮な質問は控えて、
作品について話すことにした。
学生はこの学園祭に向け、
個人作品だったり、
グループ作品だったりするが
みんな相当、力を入れているので、
どんな出来なのか、賞は採れたのかなど
訊いていく。
授業中によく話した学生が
賞を採っていたりすると
やはり素直に嬉しいのは
きっと親心というものだろう。
今年の学生は人懐こい子が多く、
9月中旬、最後の授業の時に
就職が決まりかけで
授業が終わってしまった女子学生が
駆け寄ってきて「〇〇の内定取れました」と
報告に来てくれた。
そんな時、自分が就職対策講座の講師だと
いうことを再認識する。
普段、七色仮面の私としては
半年だけ、しかも週に1日しか行かない
就職対策の講師という立場は
案外、秋になると過去のものに遠ざかるのだが、
学園祭で
「先生にはお世話になった」とか
「先生の前だと緊張して敬語が出ない」などの
言葉をいくつかもらうと
自分が案外、怖い先生だったんだと思う。
そんな中でも
第一志望のホテルに内定がとれたK君とは
日本エスコフィエ協会会長賞の彼の作品の前で
一緒に写真を撮ったりした。
(個人情報なのでブログには上げられないが)
七五三が延期になったお陰で
授業で関わった学生たちの作品を観たり
彼らの手になる和菓子を食べたりした。
雨天順延も悪くない。
秋の好天に恵まれた学園祭。
20歳の息子や娘の晴れ姿が
眩しい1日だった。
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