2026年1月3日土曜日

孫は来て良し帰って良し

 

















2026年の年明けは
元旦の朝、次女と夫婦の3人で
おせち料理をいただくところから始まった。

そこまでは大人3人の静かな年明け風景だったが、
12時ごろ、長女ファミリー4人が
我が家にやってきたところから
賑やかというか落ち着かないというか
「子どもがいるってこういうことよね」という
三が日がいよいよ始まった。

孫1号が8歳の2年生、孫2号は5歳の年中さん、
2人とも女の子なので
特別、聞き分けがないとか、
じっとできないというわけではないが
とにかく子どもはエネルギッシュだ。

まずはおせち料理を前に全員で乾杯し、
好きなものをお皿に取り分ける。
昨今の子どもや若者はおせち料理なんてと
いうが
我が家に限っては「おせち大好き」な人ばかり。

黒豆、アーモンド田作り、栗きんとん、
松前漬け、筑前煮、お雑煮、鯛、ぜんざいなど、
用意したもののほとんどを子どもも食べられる。

ダメなのは小肌となますなど
酢が効いている何品だけだ。

他のメンバーもこぞっておせちに手を伸ばす。
おせち以外のものは作っていないのだから
選択の余地はない。

元旦はとにかく食べて食べて食べまくる1日。
というわけで2日目は活動日。

子どもはポケモンセンターに行きたいというし、
若夫婦はランチの予約をしているのでデート
に行くから子ども達を見ていてい欲しいという。
私は今年、年女で昨年の手術のこともあるので
どうしても初詣に行きたいし、
ダンナは人混みは嫌なので動物園はどうかと言う。
次女は決めてくれれば子どもは見るわと
覚悟を決めた様子。

結局、デートのふたりを除いては
まずは野毛山動物園に行くことになった。

野毛山動物園はあと2年もしないうちに
閉園になることが決まっている
古くからある動物園だ。

娘たちが幼稚園ぐらいの時は遠足で
よく行ったものだが、
気づけば30年くらい前の話だ。

ライオンとかトラなど大きな動物は
すでにどこかにお引越ししていたけど
どこか昭和でレトロな雰囲気は
温かみがあって親しみやすい。

人の込み具合もちょうどいいくらいで
人垣ができるほどではなく
まばらというわけでもない。

孫たちも柵から首をにゅっと出す大きなキリン
の顔に大喜びし、
亀やペンギンなどにも好反応だったので
動物園という選択は大正解だった。

そこからは三方に分かれて
初詣組、ポケモン組、一時帰宅組。
そして、夜6時半に地元の行きつけのお店に
再集合。
デート組も途中からポケモンに合流して
レストランにはみんなで集まった。

私はひとり初詣だったので、
野毛山不動尊・横浜成田山というお寺さんと
伊勢山皇大神宮へ。

成田山の方は護摩を焚きながら
ご祈祷の真最中。
太鼓の音が本堂に響き渡り大迫力だ。
私は健康長寿のお守りと
干支の土鈴を買うことにした。

伊勢山皇大神宮の方は参拝までに
長蛇の列。
最後尾に並んで待つこと30分。
なんとか本殿のお賽銭箱の前にたどり着いた。

ここの2か所はほとんど同じ場所にある。
あっちでもこっちでも
手術からの無事帰還のお礼をし、
年女としての意気込みを語り、
個展まで駆け抜けたいので
そこのところひとつお願いしますと
手を合わせてきた。

おみくじも2か所でひいて
最初が「小吉」2度目が「大吉」だったので
「小吉」のことはさらりと忘れ
「大吉」に書いてあったことを信じるという
ご都合主義発動。

夜のレストランでも
孫1号が作ってくれたおみくじを
全員がひいて開けてみたところ
1回目が「大吉」2回目が「小吉」
3回目に至っては「凶」だったので
1回目を信じることにした。

こんな風に台風のようにやってきた
長女ファミリーの世話を焼いている内に
3日間は瞬く間に過ぎていった。

3日目の午前中に
子ども達が公園にいった時だけ
静かなひとときがおとずれたけど
後は孫たちの甲高い声を聴きながら
ずっとキッチンに立って
何か作ったり、おせちを温め直したりした。

三が日がそんな風に過ぎて
午後3時過ぎに長女ファミリーが帰宅。
訪れた静けさに
次女と私から思わず
「静かになったね」という言葉がもれた。

『孫は来て良し帰って良し』

京都から次女が取り寄せてくれた和菓子を
こっそりふたりでいただいた時の
濃いめに煎れた日本茶がことの他美味であった。

そして煌々とした満月が冴えわたる中、
次女も帰宅し、
また、いつもの日常が戻ってきた。
2026年の1月が始まる。


































2026年1月1日木曜日

我が家の手作りおせち

 















明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願いいたします

2026年元旦の朝
毎年のように私だけ早起きしてキッチンに立った。

ダンナと次女がまだ寝ているうちに
おせち料理の最後の仕上げをしなければ。

夕べはジルベスターコンサートを見て
ちょうど12時きっかりに
「ボレロ」の演奏が終わり、
今年も時間通りに年が明けたことに安堵した。

その後、そのまま番組を見ていると
思いもかけないゲストに亀井聖矢君が登場し
オーケストラをバックにピアノソロを
聴くことが出来たので
とてもハッピーな気分で年が明けた。

そんなことを思い出しながら
年末に作り溜めた数々の料理を
小鉢や菓子器、大皿などに盛り付けていく。

最後は鯛の塩焼きなので
時間を見計らいグリルとオーブンの両方使って
メインにして難題の一品に取りかかった。

自作のなんちゃって魯山人風の
織部と黄瀬戸をかけた大皿に
4枚の笹の葉を敷き
焼きあがった鯛を乗せれば
おせち料理の出来上がり。

そこからはまた例年通り写真撮影。
朝の光が差し込むリビングで
あちらの角度こちらの角度
アップにしたり引きにしたり。

この写真撮影は毎年行われる
自分の作品発表みたいなものだ。
いくつかの自作の陶器と
長年かかって集めた器に
今年はどれに何を盛りつけるかなど
ひとりあれこれする時間が
元旦の何よりの楽しみだ。

10時を目途にダンナと次女が階下に降り
元旦の朝の食事が始まる。
今年は次女が長野出張の折に買ってきた
ワインのような日本酒で乾杯した。

昼頃、到着する長女ファミリーが合流する前に
第一弾のお祝い膳というわけだ。

途中、ポストに届いた年賀状を取りにいき
間を見てどなたから届いているか見てみると
数は少なくなりつつあるけど、
文字を見ただけで誰からかが分かる葉書が
何枚もあった。

その内何枚もに
「萩原さんの版画の年賀状が毎年とても楽しみ」
とあったので、
ずっと溜めていてくださる方が多いことが判り
とても嬉しくなる。

昨年は年賀状じまいのお知らせが多く、
何だか寂しい時代になったなと感じたけど
まだ、出せるうちは出そうと思っている方が
いらっしゃることに力を得た思いだ。

毎年、同じようにおせちを作り、
毎年、元旦の朝に届く年賀状に目を通す。

毎年繰り返されるこうしたことは
いつ何時途切れるかもしれない。
それを昨年は痛感したので
今年はそうした年中行事を
より丁寧に大切に思うことが出来る。

2026年はどんな年になるのか。
年女の今年。
ゆっくり自分のペースを守って
走り抜けたいと思っている。

このブログもマイペースで続けますので
どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。

皆様にとって佳い一年でありますように
祈念しております。














2025年12月31日水曜日

お正月準備5 筑前煮と卵焼きと白和え

 













いよいよ大晦日。
今日は一歩も外に出ないでおせち料理作り。

残るは
「筑前煮」「卵焼き」「白和え」「お雑煮の汁」

しかし、毎回、思うのだが、
そうした特別な料理を作っている最中でも
普段の生活は続いているので
朝昼晩、人は何かを食べて生きている。

昨日から次女が実家に戻ってきているので
3人分の朝昼晩
とりわけ
31日の最後の晩餐のことも考えなければならない。

大晦日の夜はおそばを食べる人が多いと思うが、
お蕎麦だけではもの足りない。
今年はお正月にも繰り越せるようにと
「牛すじの煮込み」を作ることにした。

朝イチは牛すじを茹でこぼすところから。
牛すじはいきなり煮込んでも硬いので
かなりの時間、下茹でが必要だ。

まず、大鍋に水を張り、
牛すじ2パック、相当な量だが、
切らずに投入しそのまま茹でる。
沸騰するとびっくりするほどアクが出る。
それを丁寧にすくってから
火を弱火にして30分以上茹でる。

さて、そこからは一番時間がかかって
めんどくさい「筑前煮」にとりかかる。

「筑前煮」のれんこんや京人参は
花びらの形に飾り切りすると可愛いので
とてもめんどくさいけど
ここは料理人の腕の見せどころだ。

蒟蒻もたずな切りにすると可愛い。
夕べから戻していた干しシイタケは
ひと口切りにし、
戻し汁は煮る時に使う。

他には鶏もも肉とごぼうと里芋が入る。
人参は特に好きな人がいるので
京人参の他にもう1本普通の人参も入れる。

こうして材料をそれぞれ切って集めると
かなりの分量になる。
それを中華鍋にごま油をしいて
炒めて香りを出してから大鍋に移して煮込む。

「筑前煮」ができるとひと山超えた気がする。

次は卵L玉8こ使った「卵焼き」
卵焼き器がないし、入りきらないので
私はフライパンで作る。
我が家は甘い卵焼きが好きなので
日本酒と塩と砂糖が入る。

その卵液を何回かに分け投入し
丸いフライパンで何となく四角い卵焼きを目指し
焼いていく。
最後は巻きすに取って成形すると
四角くはないけど
角の取れた四角い「卵焼き」になる。

次は「白和え」
今回は小松菜と人参ときくらげが具になる。

「白和え」は上品でいかにも和食という感じで
好きな一品だ。

色も白い豆腐に赤い人参と緑の小松菜
きくらげの黒が締め色になって美しい。
それぞれの具材を茹でたり
醤油洗いしたりして下準備をする。

もちろん豆腐の水切りもしっかりしてから
白のすりごまや砂糖、塩、ごま油などで
味をととのえる。

小鉢ものだけど、案外、手間がかかる。

そんなこんなの合間を縫って
下茹でした牛すじと蒟蒻、ごぼう、人参を
大鍋に放り込んで、たっぷりのショウガを加え
これまた40分くらい煮込む。
味付けは味噌が主な調味料で
他に、日本酒、砂糖、しょうゆ、みりんで
好みの味にしていく。

牛肉のしぐれ煮みたいな味を目指している。
これはお客様に好評な一品なので、
もし、私が小料理屋の女将にでもなったら、
看板メニューにするつもり。

ここまでで午後1時過ぎ。

お昼には焼うどんを作り、午後の部へ。

午後は「菜の花のからし和え」と
「お雑煮のお汁」
出払っている大鍋の牛すじを中鍋に移し
大鍋で「お雑煮のお汁」を作ることに。

もはやここまでくると
どれもこれも大量で
お店でもやっているのかと思うほどだ。

我が家のお雑煮は関東風で
しいたけの戻し汁を効かせている。

具は鶏肉としいたけ、竹の子。
他のかまぼこや茹でた小松菜、
切三つ葉、ゆずは
焼いたお餅をお椀に入れ
お汁をはってから上に乗せる。

ここまでが今日中にできるおせちの準備。
あとは明日の朝、
「鯛の塩焼き」を焼いて出来上がり。

今はホッと一息ついて、
夕飯は「牛すじの煮込み」と「茶そば」の他に
何を作ろうかと考え中。

次女の好みもききながら
「カリカリじゃこの大根サラダ」と
「白菜の中華あんかけ」にしようかな。

とにかくおせち料理は砂糖を使うので
どうしても正月太りになりがちだ。
タンパク質も不足する。

大晦日はその分、野菜とタンパク質を補いつつ
美味しい最後の晩餐にしたいと思っている。

今年も1年、たくさんの料理を作ってきた。
おせち料理はその集大成。
明日からみんなが揃って平らげてくれることを
楽しみにしている。

食は大切なコミュニケーション・ツール。

たくさん食べて、カーブス行って、
4㎏ダイエットした体重を維持しつつ、
来年も頑張ろう!オー!!

今年もブログをご愛読いただき
ありがとうございました。
皆様、どうぞ佳いお年をお迎えください!!




























2025年12月30日火曜日

お正月準備4 栗きんとんと数の子

 














12月30日、今年もあますところ2日。
今日の午後には次女が里帰りする予定だ。

午前中に進められるおせち料理としては
「栗きんとん」と「数の子の味付け」

朝食を済ませ、テレビをつけると
昨年秋に放送されて評判だった
「不適切にもほどがある」を一挙放送していた。

2024年のドラマの中でも出色の出来だと思う。

1986年(昭和61年)から一気に
2024年(令和6年)にワープした主人公が
時代による考え方やモラルの違いに戸惑いながらも
それぞれの時代にいた時の自分や家族に出会う
とても愉快で心温まる物語。

私たちのように両方の時代を知るものにとっては
痛快だし懐かしい内容で
毎回、楽しみに観ていたものだ。

そんなドラマを横目で見ながら
まずはサツマイモを茹でるところから。
今回は「なると金時」を奮発してみた。
中の栗はもちろん甘露煮を買っている。

サツマイモを茹でる時は
「くちなしの実」を包丁の背で割り、
一緒に茹でることで鮮やかな黄色に染まる。

「くちなしの実」は一粒しか使わないので
1袋買えば5~6年はもつ。
これを無しで茹でると色が薄くて
あまり美味しそうではないので
年に1度、この時ばかりは「くちなしの実」を
ちゃんと使うことにしている。

芋がスッとくしが入るぐらいに茹で上がったら
裏越しをする。
これも手間がかかるけど、
芋のすじが残ると口に当たるので
このひと手間を惜しんではいけない。

そこにはちみつと甘露煮のみつを加え、
よく練って照りを出す。
本当は砂糖も加えるのだが甘くなりすぎるので
今年は加えなかった。
ちょっと塩をして味を引き締める。

ここからが私風。
ラップを広げ真ん中にきんとんを置き、
その上に栗をのせ包んでビニタイを結ぶ。
上生菓子の和菓子のような感じになるので
器も茶道の菓子器に盛る。

ビジュを重視した可愛い「栗きんとん」の
出来あがり。

塩抜きしていた数の子の様子をみると
ちょうどいい加減に塩が抜けていたので
出汁をひいてほんの少し酒と醤油で味付けした
つけ汁に漬け込んだ。
かつおぶし1パック振りかけて旨味を出す。

この作り方は結婚当初から。

「不適切にもほどがある」の主人公市郎
(阿部サダヲ)が見たら
「へェ~、令和でも昭和の時と同じスタイルで
「数の子」作ってんだ。
おふくろの味ってやつだね~」なんて
言うかもしれない。

まさにおせち料理は日本の伝統の味。
今日のドラマはちょうどいい
バックグランド・ミュージックだったと言える。

昼前に駅前まで出かけ
今年最後のカーブスに行き正月太り対策を講じ
帰りに最寄りのデパートの対面鮮魚売り場で
最後の大物「明石の鯛」を買った。
自宅のグリルに入るめいっぱいの大きさを
狙っていたのだが、
今年の鯛は去年よりちょっと小さいかも…。

鮮魚売場のお姉さんに
8尾ほどの中から
「これかこれの重い方」と指さして
わざわざ量ってもらって一番重いものを
買ってきた。
これを元旦の朝に焼いて
おせち料理の完成である。

それにしても驚いたのは今年の食材の
値段の高さだ。
どれをとっても去年より確実に高い。

鯛はいうに及ばずの値段だったけど、
「切三つ葉」1パック699円には本当に驚いた。

どおりで他のスーパーには置いてないはずだ。
お雑煮にちょこっとのせるだけのものに
この値段を出すのか。

私は鯛の入ったカゴを片手に
しばし悩んだのち、
エイッと1パック掴んでレジに向かった。

だれか私にお年玉をくださ~い。