心臓のペースメーカーを植え込む手術をして
丸2週間が経った。
ペースメーカーそのものは私の左胸に埋め込まれ
そこからリードという電線が2本、
心臓の周囲に這わせてある。
7月15日の手術から8日経った先週の木曜日に
退院してきたので
自宅にもどって更に8日間経ったことになる。
ペースメーカー植え込みの手術で怖いのは
術後の感染症だということは聴いていたし、
入院中知り合ったペースメーカーの大先輩は
退院後1週間ぐらいで
傷口が熱を持ち腫れあがって
結局、再手術になったという話を伺ったので
何としてもそれだけは阻止せねばと
この1週間はおとなしく静養に努めていた。
幸い、私の傷口は順調に回復し
今は痛みも熱もなく
暴れ出す気配はない。
今はそこで慢心してはいけないと諫めながら
少しずつ日常生活を取り戻しつつある。
なにしろ、障害者手帳の申請や保険の申請、
カーブスの休会届など
7月の月内に行わないと不利になることも多く
ここ数日はそんな用事で出歩いていた。
後ろに倒してもらったカウンセリングも
再開し、
個展準備の案内状のあて名書きも
まずは名簿作りの段階が大変なので
取りかかっているところだ。
そんな中、
今日は日本大通り駅のそばにある
パスポートセンターに
パスポートの申請に行ってきた。
何しろ、切れて久しいパスポートを
再び取得して12月に旅行に行こうと
計画していた矢先に
この手術騒ぎになってしまった。
まずはパスポート用の証明写真を撮って
戸籍謄本も取り、
必要な書類を集めようとした日に
県立病院の先生からの電話で
急遽、入院と手術が決まった。
勿論、もし心臓が突然止まってしまっては
旅行どころの話ではないのだが、
バッグにはパスポート用証明写真と
戸籍謄本が入ったままの入院だったのである。
退院して1週間、
何とか感染症の危険な時期は
脱したかなと思えたので、
ダンナがゴルフに行くと言った日を狙って
パスポート申請を決行することにした。
ダンナがゴルフに出かける日は
6時半には家を出るので、
私が早起きして出かけても分からない。
パスポートセンターの話によると
朝8時50分には整理券を配るので
一番待ち時間がなくスムーズだとのこと。
7月から申請料が大幅に値下がりしたことで
連日、パスポートセンターは大盛況、
長蛇の列だというので
なるべく時間をかけずに済ませたい。
そのためには8時40分くらいには
パスポートセンターに到着しなければ。
そう考え、実行した。
朝はまだ比較的涼しく
電車も思ったほど混んでいなかったので
ラッシュにもまれることもなく、
とてもすんなり申請を済ませることが出来た。
『パスポート』
何という前向きな響き。
コロナ禍以降、
飛行機運賃もサーチャージが高く
旅費そのものも以前の2倍、
しかも円安のご時世で
海外旅行には興味がなくなっていた。
しかし、友人のたっての願いで
クルーズ船で旅行することが決まり、
ほんの少しだけど台湾に寄るコースのため
パスポートが必要になった。
重い腰を上げ、
失効していたパスポートを
もう一度取ることになったという訳だ。
パスポートの有効期間は10年。
心臓のペースメーカーの寿命も約10年。
もちろんどちらも更新すれば
継続可能なものである。
しかし、どこかで突然、
心臓が止まっていたかもしれないと思うと、
こうして『ミヒャエル』をバディに
少なくともあと10年命拾いしたことになる。
2週間後、新しいパスポートが発行されれば
それが私の新たな扉を開くだろう。
もともと何事にも
クヨクヨしたり落ち込むタイプではないが
それでも
パースメーカーやパスポートは
私の人生の頼もしい助っ人だと思える。
さあ、新しいパスポートを手に
航海に出よう。
オーッ!!





























