2019年6月17日月曜日

20回記念 紫陽花展

 
 
 
 
 
 
 
 
6月10日から16日までの7日間、
今年も関内の画廊楽にて、紫陽花展が開催された。
 
今回が20回目の記念展ということで、
15回目にも作成したように、
ひとり1点ずつ写真撮影した作品をハガキに仕立て、
8枚1組にして皆さんにプレゼントした。
 
こうした寄せ集めの作家で作った
しかも画廊が寄せ集めた人ばかりだというのに、
20年も続くなんて、なかなかないと思う。
 
今のメンバーの8名の内、
私を含む4名が20年ものの最古参、
後の4名は5年ものぐらいのニューカマー。
 
まあ、このブレンド具合がいいのではと思っている。
新しい人が入ると会場全体の雰囲気が変わるので、
新味が増す。
 
個人的にはオリジナルメンバーより
今のメンバーで作る会場の空気感の方がいいと思っている。
 
グループ展の存続という点では、
そもそも絵描きは我の強い人間の集まりなので、
5回も続けばいい方で、
中には立ち上がったはいいけど、
1回で終わりなんていうグループ展もある。
 
それが20回も続いたというのは、 
ひとえにメンバーが作品の上では個性が強くても、
ひとつの展覧会として、会場作りの点で謙虚だし、
冷静に会場全体のことを考えられる大人であると言うことに他ならない。
 
今年もそんなわけで、
さしたる問題もなく場所が決まり、飾り付けが行われ、
無事に初日を迎えることが出来た。
 
しかし、その数日前に梅雨入りしたから仕方ないとはいえ、
初日がものの見事な大雨で、
オープニングパーティの始まる夕方4時半あたりは、
たたきつけるように降った雨が溢れ、道は川のようになっていた。
 
それでも持ち寄ったお料理や毎年、取り寄せている柿の葉寿司などを囲み、
アットホームで和やかな会になり、
それはそれでよかったと思う。
 
ちなみに私の今回の持込料理は
八角風味焼き豚と煮卵、ピクルス、ショコラ・オランジェ。
いずれも大好評でめでたしめでたし。
 
その後の日々も
たくさんの人に来ていただき、
私も金曜日を除いては毎日、ギャラリーに通ったので、
お目にかかれず失礼してしまったのは、4名ほどだった。
 
会期中は来年の個展のことも頭に入れながら、
他のメンバーのお客様でも、私の作品に興味をもって下さった方には
「来年の個展のDMを送らせていただいてもいいですか」と
半ば強制的にお誘いして、勧誘に努めた。
 
最後の日にはふたりの娘達と孫まで登場し、
昨年も同様に来てくれたせいで、
顔なじみになったメンバーがみんなで孫を歓迎してくれ、
この会のメンバーの暖かさが伝わってきて、
これが20年も続いた理由なんだなと実感した。
 
いい意味でも悪い意味でも、
素人臭さが抜けない、
一般常識を備えた女流画家達の集まりだということを再認識し、
自分もその一般人のひとりなんだと痛感した。
 
まあ、もっと尖った作家生活に憧れようにも、
今更どうにもならないし、
もはやどっぷり一般人なんだからと開き直って、
今後も、もう少し作品制作ができればいいなと思った
今回の20回記念、紫陽花展であった。

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