2020年4月15日水曜日

8割減への試み








国が緊急事態宣言を出して、
国民に人との接触を8割減じてほしいを要請した。

お願いレベルなので、強制力はないのだが、
これが守れないと爆発的な感染が起こると
警告を発している。

しかし、相変わらず、仕事に行かざるを得ない人も多く、
テレビで見る限り、
渋谷のスクランブル交差点や銀座の街角などは閑散としているが、
品川や東京駅の混雑ぶりはまだまだ8割減には程遠い。

そこで、国は出勤する人も7割減にするよう呼びかけ、
とにかく家から出ない
「ステイホーム」を強く打ち出した。

さて、自分の生活はどうか。

カウンセリングと絵画教室など、収益につながる活動は休止。
趣味の茶道も休止。
陶芸は通常通りということなので、
広い工房で作陶すること自体は3密ではないかなと思うが、
公共交通機関を使わず行くことを検討中。

買い物も意外とスーパーが混んでいることが分かったので、
週に2回程度にして、
時間もなるべく空いている時間に行き、
大量購入でデリバリーにし、
玄関前に置いてもらう形式にした。

残るは接触する人を
要は家族に限定すれば、
8割減は達成できる。

スペインでは60歳以上の人が感染し、
人工呼吸器ECMOを装着するところまでいってしまったら、
命の選別が行われ、
若い人の呼吸器使用のために老人の呼吸器は
残念ながら外されることになったと聞いた。

日本ではまだそのような医療崩壊には至っていないが、
もしスペインのようになったら、
私の呼吸器は外されることになる。

今の生活の中で、
私を必要としている人といえば、
在宅ワークに切り替えたはいいが、
保育園の預かりもなくなって、
自宅で2歳児をみながら仕事をすることになった
長女だろうか。

長女のダンナは建築系で、
いまだ、毎日、出勤している。

家にテレワークで夫婦が揃っていたら
それはそれでもめごとが多くなって、
「コロナ離婚」なるワードが飛び交い、
今朝の新聞の一面を飾るほどだ。
(今年の流行語大賞は「アベノマスク」か「コロナ離婚」か)

長女のところは「コロナ離婚」の様子はないが、
妊婦である長女が2歳児を観ながら
ひとりで家事と育児と仕事をするのは無理があり、
結局「休業願い」を出すに至った。

6月半ばの育児休暇を待たずして、
休業するという形になりそうだ。

そこで必要なのは
前にも増して、ばぁばのご飯当番ということになる。
そして、ベビーシッターも。

「コロナ離婚」の大きな原因は
当たり前のように妻に課せられる3度の食事作りと
夫の無理解、
夫のコロナ感染への危機感のな無さにあると聞く。

そう聞くと、
長女のところにも当てはまる節がある。

もともと食事作りが苦手な長女の家事代行をしてきた私は
これだけは続けないと、
引越したばかりのマンションで勃発する夫婦喧嘩を
目の当たりにすることになるかもしれない。

夫婦喧嘩はともかく、
この2歳児のくったくのない笑顔だけは守らなければ…。

そんな思いで、
8割減にはするものの、
2割の人との接触として、
ばぁばの食事当番だけは県をまたいで
続けるしかなさそうだ。

昨日からは帰りの電車の混雑を回避するために、
長女の家まで、
ダンナの高級外車のお迎え付きになった。

超絶まずいタイミングで
高級車に乗り換えたんだから、
せめて活躍してもらわないと…。

昨日は新タケノコを使った
「新タケノコ炊き込みご飯」
「新タケノコの若竹煮」
「新タケノコの青椒肉絲」
「新タケノコ入り、ミネストローネ」
と、新タケノコ・オンパレードのコース料理。

シポリンの好きなタケノコを存分に味わってほしい。
長女も「春~!って感じね」と喜んでいた。

思いもかけないこの最悪な状況を
気取らせないよう楽しく過ごす、
それが2歳児にもおなかの胎児にも大切と感じている。
ばぁばであった。

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