2020年4月9日木曜日

それぞれの自粛生活







緊急事態宣言が出て、2日。
昨日今日の2日間、
私はサンダルをつっかけて、
郵便受けに手紙と新聞を取りに行く以外、
1歩も外に出なかった。

主に何をしていたかというと、
新作版画の彫りに着手したのと、
ご飯を3度3度作っていた。

カウンセリングの仕事は借りていた討議室の使用が
5月6日まで休止になったことを受け、
百貨店の中のカフェに場所を移して行っていたが、
デパートが当面臨時休業を決めてしまったので、
何人かのカウンセリング予定を取りやめにした。

ちょうど今頃入学式をして、
新学期が始まるパティシエ学校も、
5月10日まで休校措置がとられたので、
私の非常勤講師としての出番は5月15日からになった。

趣味のお茶のお稽古も
4月は取りやめになり、再開の見通しもたっていない。

陶芸工房は工房を維持するため、
通常通り工房は開くそうで、
まあ、距離を開けて、黙々と作陶する分には
大丈夫かなという感じ。

絵画教室はどうするか。
陶芸工房と似た状況だが、これから相談だ。

とりあえず、アトリエに籠って、
版木に向かっていると、
あちらこちらからLINEやメールがくる。

お葉書で個展延期をお知らせした方が、
以前、送った個展の案内状の中に
私のE-mailアドレスを見つけて、
メールをくださったり、
4月はなくなってしまったお茶や非常勤講師など、
いつもならお目にかかっているメンバーが
連絡をくださっている。

お互い励まし合いながら、
今日は何をしてすごしているか報告してくれる。

家の片付けに没頭している人、
着物をタンスからたくさん出して、虫干ししている人、
買い物にでたら、安い花束を見つけたと
写真を添付してくれた人、
シーツやラグなど大物の洗濯をした人など、
みんな普段できないことをして過ごしているようだ。

最前線で戦っている医療従事者の方には
本当に頭が下がる思いだが、
今、自分にできることは
ひとり遊びが上手になって、
おうち仕事やおうち遊びをして外に出ないこと。

何時間、テレビを見ていても、
繰り返し同じニュースが流れていて、
気が滅入るばかりだ。

我が家の玄関アプローチの
ジャスミンともうひとつ名前をよく知らない黄色い花が
いよいよ咲き始めた。

この子たちの生命力といったらものすごく、
きっと、これから日増しに花を咲かせ、
まさに爆発!という感じになるはずだ。

極力、出歩かないとはいえ、
庭で花の香りを嗅ぐだけでもほっこりするので、
花は心のパワーチャージにいいなと思う。

夜は夜でここのところ、スーパームーンがきれいだった。

ジャスミンはもっと咲いたら、
少し手折って家の中の花瓶にさして楽しもう。
そうしたら家の中がムンムンするくらい香るだろう。

そのうち、次は白薔薇が咲きだすはず。
そのころには感染者数のグラフが右肩下がりになりますように。
祈りが届くことを願っている。

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